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「見ちゃいけないものだったのかな…」3人の子を持つ母親の秘密とは? #癇癪持ちの気持ち 4

【癇癪持ちの気持ち 第4話】幼いころに癇癪を頻発し、自分として生きる大変さや自分の内面に悩み続けた主婦のすみかさんが、幼少期の記憶をたどります。自分の思い通りにならないと、どうすれば良いかわからなくなってしまうすみかさん。同じくらいの子どもから「変な子」と言われ、恥ずかしさや苦しさを感じるのに、自分ではどうしようもできないため、すみかさんはもどかしさを感じます。そんなすみかさんを案じて、お母さんはカルシウムの豊富な魚粉などをすみかさんに与えるのでした。

2つ年上のお姉さんといつも一緒に遊んでいた、幼いすみかさん。しかし、イライラするとすみかさんはすぐに泣き出してしまいます。すみかさんが泣き出すと、お姉さんは何も言わずに部屋を出て行き、大人な対応を見せるのでした。すみかさんは寝る前にお母さんに絵本を読んでもらうのを楽しみにしていました。そして目が覚めた時に隣にお母さんがいないと、ショックを受けて泣き出してしまうこともしばしば。しかし、妹のミキカさんが生まれると、お母さんはミキカさんを優先します。頭ではわかっていても、お母さんを独り占めできないことにすみかさんはまた癇癪を起こしてしまうのでした。そんなお母さんには、ある秘密があって……!?

 

押された…お母さんが押した…

癇癪持ちの気持ち 4

 

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すみかさんのお母さんは、2階の自分の部屋に行くとしばらく出てきませんでした。ある日、うまく描けた絵をお母さんに見せたくなったすみかさんは、お母さんの部屋の扉を開きます。すると、そこにはタバコを吸っているお母さんの姿が。お母さんはすみかさんを押し出し、すみかさんの心は傷ついてしまいます。

 

幼稚園に通うすみかさんは、思い通りにいかないことの連続で癇癪を頻発。2人組を作らなくてはいけないときでも、1人ぽつんと取り残されてしまいます。「自分から動くんだよ!」と先生にこんこんと説教をされながら、すみかさんは「またみんなと同じようにできなかった」と、子どもながらに思うのでした。

 

子どもたちのいないところでタバコを吸っていたすみかさんのお母さん。しかし、すみかさんはお母さんに押し出された記憶で、長年苦しめられてしまいます。大人にとっては些細なことでも、幼い子どもにとっては一生のトラウマになってしまうことも。子どもたちが苦しまないよう、周りの大人はしっかりと配慮しなければなりませんね。

 

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    著者プロファイル

    マンガ家・イラストレーターすみか

    自身の体験をもとにエッセイ漫画を描いている主婦です。

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