妊娠後期から産後にかけて、とくに後悔したことは、妊娠後期までに歯の治療を終わらせなかったこと。ホルモンバランスの乱れから、抜かずにいた親知らずが痛み、不規則な生活から虫歯が悪化してしまい、とてもつらい痛みを味わいました。
通院できなかった妊娠初期・中期
妊娠初期のころはつわりがひどく、乱れた食生活・生活習慣を送っていました。食べ物の好みも変わり、とにかく甘い物を食べていないとストレスを感じ、食べたら横にならないと気持ち悪いという状態。そのせいか、歯周病と虫歯ができてしまったのです。
ですが、妊娠中期になってつわりが収まると、体調のよさから毎日が幸せで、歯科治療のことなど頭から消えてしまっていました。
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妊娠後期に突如来た親知らずの激痛
妊娠後期になり、次は後期つわりで苦しんでいる日々の中、突如、親知らずが激しく痛むように。今までに経験したことのないような痛みが、寝ても覚めても襲ってきて食事ものどを通りませんでした。
このとき、ようやく歯科に行くことを考えましたが、すでにおなかがかなり大きく、仰向けになる治療は到底できる状態ではありませんでした。そのため、妊娠中でも飲める痛みどめを飲み、やり過ごしていました。
産後は時間がない!
産後、歯科治療に取りかかろうと思っていたのですが、大きな間違いでした。産後は自分にかける時間がとにかくなく、歯科に行くよりも少しでも長く睡眠をとりたいと思うほど疲れ果てていたのです。
また、授乳の合間や赤ちゃんの寝かしつけの合間に食事をとるので、口腔環境は、ますます悪くなっていきました。無菌状態の赤ちゃんに、自分の虫歯菌が移るのではないかと、スキンシップをとるたびに心配になりました。
妊娠初期はつわりのため、治療が難しく、後期は大きくなったおなかや同一姿勢による仰臥位低血圧症候群のリスクがあるといわれています。歯科治療は、妊娠前か、安定期に入った妊娠中期に済ませることをおすすめします。(TEXT:ママライター上原りな)
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