ゆっくりモードでライブを楽しめると思いきや?
子連れでの大規模フェスに参加したときのこと、会場で疲れて寝てしまった子どもたち……。友人たちと夫が別会場に行ったあとしばらくすると、長男が急に目を覚まし「トイレに行きたい」と言い出したのです。よりによってトイレまでの距離がある会場で、20kgある次男を寝たままの状態で抱えてトイレに付き添うことは困難。すぐに夫と友人2人に連絡しましたが「人だかりがすごくて、すぐに合流できるかわからない」とのこと。横で話を聞いていた長男は「自分ひとりで行って、ここに戻るよ!」 と言います。心配はありましたが、その言葉を信じて送り出すことにしました。
長男が張り切ってトイレに向かった後、なんとライブが終了。ライブ終了後は一気に人が動きます。人の流れがすっかり変わってしまった景色に、長男が本当に戻って来れるだろうかと不安が込み上げ、別会場の夫と友人2人に連絡。夫は「もしかしたらこちらの会場に来るかもしれないから、待機してる」と。友人2人はトイレに向かってくれましたが、人が多く、合流できる状態ではないとのことです。ついに本格的に迷子になってしまったのだ……と怖くなってきました。
どれだけ待っても長男は戻って来ず、会場では次のライブがスタート。すると夫から「長男がこっちの会場に来たよ! だから会えた!」と電話がありました。長男は私と次男の居る会場は広すぎるからとあきらめ、夫と友人2人が行くと話していた会場まで移動していたのです。もしもまた野外フェスに子連れ参戦するなら、スマホやGPSを持たせたうえで、子どもと離れないようにしようと心に誓いました。
著者:横田みお/40代女性・主婦。8歳と6歳の男の子を育てるママ。美容師の資格を取得後、ヘアカラーリスト・アイリストとして活動。結婚と出産を経てライターに転向し、主に美容の専門知識や子育ての記事を中心に執筆中。最近はファミリーキャンプと音楽フェスが休日の楽しみ。
イラスト:CHIHIRO
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています