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「あなたは…」遠方に住む叔母に出産祝いのお礼の電話をかけた私→16年後の今も忘れられないまさかの言葉とは

次男を出産してまだ間もない時期のことです。父方の叔母ですが、九州の田舎に住んでいて、私にはあまり馴染みのない存在でした。それでも、私の次男の出産にあたり、お祝いを送ってくださったので、お返しを送る前にお礼の電話をしたときのことです。

 

驚きの叔母の言葉

普段まったく個人的に話したことのない相手だったので、「話が続くかな」と少し不安に思いながら電話をかけました。

 

すると、電話に出た叔母は、「あなた……、まずは実家の父をひい爺ちゃんにしてくれたわね。ありがとう」「それから弟のことも、孫を持つ爺さんの経験をさせてやってくれてありがとう」と、感謝の言葉をかけてくれたのです。

 

その言葉から始まり、その後は、「年の近い男の子を育てるのは、体力的に難儀なことも多いかもしれないけれど、私も実際に育ててみて、男の子ってやさしくて、素直でかわいいところがあるから、きっと育ててよかったな、と思う瞬間があるから」と、思いがけない言葉に、私はとても励まされました。そのときのうれしさは、16年経った今でも心に残っています。

 

長く生きている分、それだけいろいろな経験をされてきていると思うのですが、その経験がどのように消化されていくのかは人それぞれなのだと感じました。きっと、その叔母は、自分が大変だったことを経て、人の不安感も共有し、ご自身の経験をもとに、これから同じような道をたどる人の不安に寄り添える、そんな年長者になられたのだと感じました。

 

私も叔母様のような年の重ね方をしたいと、いつまでも心に残っている出来事です。

 

著者:中田明子/50代女性/高校生二人を子育て中の主婦。韓流、海外旅行、お洒落ランチが癒しのキーワード。

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年5月)

※AI生成画像を使用しています

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