え!?パパは一体にを…!?
その子は息子と同じくらいの4〜5歳くらいの女の子でマスクをし咳をしていましたが、特にぐったりしている様子はなく、椅子に座ってつまらそうに足をぶらぶらしていました。 隣にいたパパはスマホを片手に画面を見ていました。 いつまで経ってもパパは娘さんを見る訳でもなく指の動きからして、何かゲームをしているようでした。 そのとき、娘さんが病院内をうろうろし始め、勝手に外へ出て行ってしまいました。
看護師さんは忙しく動いているので誰も注意をしません。 病院を出ると、すぐに車通りの多い通りに出てしまい、しかも歩行者と車の距離はとっても近い立地です。 そんな危ない外へ1人で出ていってしまったのです!しかも、父親はスマホから目を離さず気づきません。 危ないと思い私が声をかけようとすると、その親子が呼ばれました。ようやくパパが顔をあげ娘さんの不在に気づき、慌てて外から連れ戻してきたので娘さんは何事もなく戻ってくることができました。
◇ ◇ ◇
病院でもどこでも子どもが傍にいる場合は、なるべくスマホを触るのはやめようと思いました。もし触らなければいけない場合は、子どもと手を握るか、勝手に動かないように自分の方へ体を寄せて何気なく動かないように手を添えていたいと感じました。
作画/いずのすずみ
著者:山田桃子
30代、結婚6年目で5歳の息子と2歳になるワンコを育てるWEBフリーランスな母。