しばらくして、義兄から入籍したことと結婚式を挙げるという報告が。結婚式はF子さんの親戚が多い隣の県でおこなわれることになり……。
義兄夫婦の結婚式前夜に…
結婚のあいさつ以降、F子さんとかつみさんは一度も会うことはなく数カ月が経ち、結婚式前夜のこと。F子さんから、かつみさんへ初めてメッセージが届きました。
「結婚式のプランナーさんへ渡したいので、明日、地元の銘菓を3個買ってきてください」という内容。
“え!? 前日の夜9時なんだけど。あいさつのときから1回も会っていないし、連絡すら取っていなかった私に頼む? 式場まで車で3時間もかかるのに……”
文句を言いたい気持ちをぐっとこらえ、F子さんからの頼まれごとを夫に伝えると、「じゃあ、途中で寄って行こうか」ということになりました。
挙式当日、F子さんに銘菓を渡すと、お代を渡されることもなく「ありがとうございます! では、忙しいので〜」と去って行ってしまいました。
モヤモヤするかつみさんでしたが、その後、式自体は滞りなく終わり、なんだかんだ幸せな気持ちに包まれて帰宅したのでした。
結婚式のプランナーさんにお礼を渡したいのであれば、本来は自分で用意しておくべきですよね。代わりに買ってきてもらうにしても、自分の親族に頼まずに、なぜか一度しか会ったことがない、かつみさんに依頼したF子さん。しかも、立て替えたお代が支払われることはなく、かつみさんがモヤモヤしてしまうのも当然ではないでしょうか。
義理のきょうだいとは、家族になったタイミングで連絡先を交換し、定期的に連絡を取り合っておくと、もしものときにスムーズに助け合うことができ、安心かもしれませんね。