何かを隠している様子のかえでに質問するも、かえでは「知らない!」と言い放ち、自分の部屋に戻ってしまいます。しかしかえでは、嘘をついてしまったことを後悔していました。実は、かえでは雪ちゃんとの約束を守るため、嘘をついてしまったのです。お母さんは「かえでは盗んだりしていないと思うが、雪ちゃんのお母さんはそう思っている」「何も言えないなら、謝りに行かないといけない」ということをかえでに告げます。それに対して、かえでは「盗んだわけではないが、理由は言えないから謝りに行く」との答え。早速、雪ちゃんのおうちへ謝りに行ったかえでとお母さんですが……。
…謝ったら済むと思わないで!
かえでとお母さんは、雪ちゃんの家に謝罪に行くことに。頭を下げて謝る2人に対し、雪ちゃんのお母さんは「謝ったら済むと思わないで!」「どんな教育してるのよ!?」と怒鳴り散らします。「イジメてはいない」「雪ちゃんが急に無視してくるようになったから私もわからない」と反論したかえで。雪ちゃんのお母さんは「全然反省してないじゃない!」とヒートアップし、「帰って!」と2人を追い返すのでした。
帰り道、雪ちゃんとの約束についてかえでに質問したお母さん。実は、雪ちゃんはテストの点数が悪く、お母さんに「シール帳を捨てる」と言われ、大切なページだけをかえでに託したのです。さらに、かえでは「盗ったり拾ったりするわけないじゃん!」と続けるのでした。
友だちとの約束を頑なに守り、その内容を黙っていたかえで。子どもにとって、友だちとの約束は重いものなのです。子どもの気持ちに配慮しつつ、状況に応じて言って良いこと・悪いことを判断できるように学ばせてあげられるといいですね。