マッチョな夫の困った習慣
ランニングや水泳が好きな夫は、体が引き締まっていて年齢よりも若く見えます。そんなアスリート体型の夫を私は愛していました。結婚していざひとつ屋根の下で暮らし始めると、体型維持のために夫はかなりの時間をトレーニングに費やしていることを知りました。
トレーニングに励む夫はとても素敵なのですが、そのストイックさについていけないことがあります。とにかく完璧にやらなければ気が済まない夫は、1日にクリアすべきメニューを自分で決めており、それを朝食前、夕食前に必ずおこなうのです。
けれど、そのメニュー量がとても多く、せっかくごはんを作ってもトレーニングが終わるころにはいつも冷めてしまいます。私は、夫と一緒に食卓を囲みたいのですが、いつも「筋トレを終えてから」と言われてしまい、私も毎回待てません。
特に天ぷらや唐揚げなどを作ったときは、揚げたてを食べてほしいので残念です。たまにはトレーニングもほどほどにして、一緒にごはんを食べたいと思ってしまいます。
出かけるギリギリまで
また、夫は出かける前にもトレーニングをおこないます。その理由は、中途半端に鈍った体で出かけたくないから。トレーニングをするのはいいのですが、出かける時間ギリギリまでするのは……バタバタしてしまいますし、正直やめてほしいです。
時にはトレーニングが原因で、出発時間が遅れてすべての予定が狂うことも。どんなに筋肉好きな私も、これにはかなりイラっとします。トレーニングを第一優先にしないでほしいと喧嘩をしたこともありましたが、夫にとってはトレーニングが何よりも大切なようです。
夫は普通の会社員で、プロのアスリートではありません。ここまでする必要があるのか?と思いますが、それでも鍛えられた夫の肉体はやはりカッコよく、許してしまっている自分もいます。いろいろな気持ちがありますが、そんな夫と好きで結婚したのだから仕方ありません。
生活そっちのけでトレーニングに励む夫には、悩まされることも多いです。それでも鍛え上げられた彼の肉体はやはり素敵。日々の努力の結果だと思います。そして、妻である私の「我慢」の結晶でもあると言えるのかも……?しれません。
著者:山根まちこ/女性・主婦
イラスト:赤身まぐろ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています
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