郁夫の言動を不審に思ったユナさんは、タイチのリュックにGPSをつけ、郁夫が黒利さんのマンションに通い、浮気をしていることを突き止めました。
浮気の証拠を手に入れるためには、郁夫とタイチを黒利さんの元へ送り出さなくてはなりません。これ以上タイチを巻き込んでもよいのか、ユナさんは迷っていました。
しかし、「ロロチャ、ない!」と泣いて嫌がるタイチを無理矢理にでも連れ出そうとする郁夫に耐え切れなくなったユナさんは、夫に「今日どこに行くのかも、何をしているのか知っている」と伝えました。
ところが郁夫は不倫を認めず、「タイチを連れて通っていたのは借り上げの独身寮」「ひとりでタイチの世話を見れていなかったと言えなかった」と、ありもしない嘘を並べ始めます。
言い訳が苦しすぎる。どっちが被害者なの?
郁夫は平然と嘘をつきながら、自分のことを「信じてほしい」と訴えてきます。その一方で、ユナさんが郁夫の外出先について行く、と言っても郁夫は頑なに受け入れません。
「今は話したくないから、行くならタイチを置いていって」とユナさんが再度伝えると、郁夫は本当にひとりで出て行ってしまいました。
なぜか自分が被害者かのように振る舞う郁夫に呆れながらも、これまで心の中に溜めていたモヤモヤした気持ちを吐き出すことができたユナさん。勢いで話をしてしまったことに不安が残りますが、これからのことを考える心の余裕ができたのでした。
嘘を隠すために、さらに嘘を重ねようとする郁夫。責任をユナさんに押し付けて、ついにはその場から逃げ出してしまいました。郁夫はこれまで、ユナさんに対して嘘をつきすぎて、自分の非を簡単には認められなくなっているのかもしれませんね。
自分のこれまでの行いを素直に話すことは郁夫にとって難しいことなのかもしれませんが、このままでは大切な家族を失ってしまうことに気が付いてほしいですね。