つらい中頑張るときも…
私の場合、生理になると生理痛がつらくなったり、肌荒れをしやすくなったりします。平日は薬を飲むなどして何とか対処して働いていますが、普段より元気がなくなるのは事実。
私が勤めている会社にはそんなささいな変化に気づいてくれる同僚がいて、私は本当に心から感謝しているのです。
同じ女性同士でも思いやりがうれしい
私が生理中のときです。朝、薬を飲んで会社に行くものの、仕事をしているうちに薬の効果が切れ始めたと感じることが多くあります。そのため、いつもならばランチ後にもう一度薬を飲むようにしているのですが……このときは仕事が切羽詰まっていて薬を飲み忘れてしまいました。
仕事をしているうちに次第におなかに違和感を覚えて、「あっ、やってしまった。薬飲み忘れてしまった」と思ったのですが、そのときもバタバタしていて薬を服用することはできませんでした。
普段飲んでいる薬を飲まないだけで、体がよりしんどく、だるく感じた私。そんな私の様子を見て、「大丈夫?」と声をかけてくれた同僚がいました。
私は「生理なだけなので大丈夫です」と答えたのですが、「私、生理痛ないからわからないんだけど、無理しないでね」と言ってくれたのです。
その同僚は生理痛などの悩みがないそうですが、私に思いやりのある言葉をかけてくれました。私は「なんてやさしい、思いやりのある人なんだろう」と感動してしまいました。
人の振り見てわが振り直せ
そして、その同僚の姿に「私はいつも自分の生理中の状態を基準にして、ほかの人の生理を想像していたな」とハッと気づかされ反省したのです。私より生理痛がきつい人もいると思いますし、眠気や過食など、他の症状のほうがもっときついと感じている人もいると感じて……。
私の同僚のように、「同じ女性同士でも生理に関する症状はさまざま」と考えて人に接することができる人になりたいな、と思いました。
私の今までの人生を振り返っても、その時々によって生理痛のしんどさや悩みが異なることがあり、これからもまた別の悩みが出てくるかもしれません。生理に関することだけではないですが、同僚のように、他人を思いやれる人になりたいな、と思ったエピソードでした。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
著者/泉 さやか
監修/助産師 松田玲子
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