正しいナプキン交換の頻度は?
私は中学1年生で初潮を迎えました。大人への第一歩だと考えていたので、生理がきたときの私はとてもうれしかったことを覚えています。しかし、私はすぐに生理が嫌いになりました。理由はナプキンに付着する経血が気持ち悪いから。当時の私は神経質で、しょっちゅうナプキンを取り替えていました。経血が少ししかついていなくて、まだ使える状態だったとしてもです。
ほんの少ししか汚れていないナプキンが大量に捨てられているのを見た母は、「もったいないからそんなにしょっちゅう替えないで」と私に注意しました。
母の言葉に「そういうものなのか」としぶしぶ納得した私は、極端にナプキンを替える頻度を減らしたのです。
体育の授業で…悲劇が!
ある体育の授業のときです。その日は生理2日目でした。私の場合、生理2日目にたくさん経血が出ます。しかし、母から「ナプキンを無駄づかいするな」と諭された私は、その日、普通の日用の昼用ナプキンを朝からずっとつけていました。母は何も悪くありません。物事を0と100でしか判断できなかった私が悪いのです。
そして体育の授業でグラウンドを走っていたときです。私を追い抜いた女の子がギョッとした顔で振り返るではありませんか。なぜそんな顔で見られたのかさっぱりわからず、私は困惑しました。「走っている私の顔がヤバいのかな……」と不安になりつつも、そのまま走り続けました。
家に帰って体操服を洗濯かごに入れたとき、クラスメイトが変な顔をしていた理由がわかりました。体操服のズボンのおしりあたりに、赤黒い絵の具のようなシミがついていたのです! 体育が男女合同じゃなくて本当によかったと思いました。
ナプキンの正しい使い方をよくわかっていなかったことで、このような失敗をしてしまったのだと思います。当時の私は「生理は恥ずかしい」という気持ちが強すぎて、母を含め誰にも生理の悩みを相談できませんでした。
もっと気楽に相談できる相手や場所があればよかったなと思います。
著者/匿名
監修/助産師 松田玲子
ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように!