娘のトイトレ中、夫にピンチが訪れ……
第2子の息子が誕生したとき、娘は3歳。トイレトレーニング中でした。「おむつ替えは汚いから嫌だ」と言う夫は、もちろん娘のトイレトレーニングにも関与しません。
ある日、自宅で娘がモジモジしていたので、トイレに誘導し、私も娘とトイレに入っていました。
すると夫が血相を変えてトイレにやってきて、「息子が便をして、おむつから漏れている」とのこと。そして、「早くおむつを替えろ!」と言うのです。
ママがいい! 号泣する子どもたち
私は娘のトイレに付き添い中でしたが、息子のおむつを替えに行くため「少し待っててね」と娘に伝えると、娘は「トイレにひとりでいるのは嫌!」と言います。
見かねた夫は、娘のトイレトレーニングは自分が付き添うので、息子のおむつ替えを私にしてほしいと言うのですが、娘は「ママがいい!!」とトイレで号泣。そしてリビングでは、おむつの中が不快になった息子も大泣き……。
観念した夫が初めてのおむつ替え
「今は、あなたが赤ちゃんのおむつ替えをして!」と私は夫に言いました。夫は不満そうな顔で「汚いから嫌だよ!!」と拒否しましたが、私の服を離さず号泣する娘と、リビングで泣き続ける息子の声が響き渡り、夫はしぶしぶ息子の元に行ったのです。
夫はトイレにいる私におむつ替えの手順を聞きながら、初めてのおむつ替えをやり遂げました。夫に「ありがとう」と告げると、少し照れながら「おむつ替えって意外と簡単だったな」と言い笑っていました。
この一件から、夫は自信がついたのか、息子のおむつを交換するように! あれだけ嫌がっていたおむつ替えを夫がしてくれたときは、感動しました。今後も感謝の気持ちを伝えながら、大変な育児を乗り越えられるように、夫婦二人で協力していきたいと思います。
著者:神崎ハナ/女性・ライター。2児の母。発達障がい児の育児に奮闘中。育児や健康に関する記事を執筆中のライター。教職員や福祉の資格を持つ。
作画:キヨ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています