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1歳の息子が怪我して大泣き「すぐ病院へ車出して!」しかしなぜか呑気に洗車を始める夫→理由にあ然…

1歳の息子と夫と車でスーパーに買い物に行ったときの話です。買い物を終えてスーパーの出口に向かっていると、息子が急に出口を出て道路に飛び出しそうになりました。私は慌てて息子の腕をとっさに引っ張ったのですが、そのあと息子が泣きやみません。息子はどうも右腕をかばっている様子です。すぐに病院へ行ったほうがいいと思い、夫に事情を説明して車を出してもらったのですが、なぜか行き先は病院ではなく……?

 

息子の病院より洗車が優先!?

息子が泣きやまないので急いでスーパー近くの整形外科を調べ、「ごめん、このままここの病院に連れて行って!」と、息子が飛び出したとき現場にいなかった夫へ事情を話して送迎を頼むことに。夫は焦る様子はなかったものの、事情は理解してくれたようで「わかった。寄るね」と返事をしてくれました。

 

車を発進させ、移動している間もずっと泣いている息子。気持ちが焦る私でしたが、なぜか車はガソリンスタンドへ。病院に行けないほどガソリンがないのかと思っていたら、洗車機に向かいます。あ然としている私をよそに、夫は慣れた手つきでパパッと設定し、車はするすると洗車機の中に入っていきました。なぜ今なのか怒鳴りたい気持ちを抑えて夫へ「すぐに病院に行ってよ」と言ったものの、「帰る前に洗車したいって言ったでしょ。ちゃんと話聞いてた?」と、夫は当然と言わんばかりの顔つきです。我慢の限界に達した私は「息子がずっと泣いてるのに洗車を優先するなんてわけがわからない! そっちこそ話聞いてた!?」と夫に怒鳴りました……。

 

洗車が終わりやっと病院に行ける! と思ったら、夫は車を停めて拭き上げまでしようとするので、「車より息子優先に決まってるでしょ!」と私は激怒! 私の剣幕に驚いたのか夫は「わ、わかったよ」と言って、車の拭き上げはせず、病院に向かってくれました。

 

病院につくとすぐ診察してもらえ、息子は「肘内障(ちゅうないしょう)」とのこと。処置をしてもらうと、息子もようやく痛みから解放されたようで笑顔が戻りました。後から夫に話を聞くと、息子が発熱や嘔吐をしているわけではなかったので、急いで行く必要がないのだと思っていたそうです。

 

夫の行動にはドン引きでしたが、私も焦っていて夫に状況がうまく伝わっていなかったのかも? と反省。これを機に、私は急いでいるときほどしっかり状況説明をする癖をつけました。夫も優先順位を見直してくれるようになり、今ではやさしい3人の子どもの父親です。

 

◇ ◇ ◇

 

息子さんに大事がなくてよかったです。
日本整形外科学会によると、肘内障とは肘の靱帯から肘の外側の骨(橈骨頭)がはずれかかることによって起こり、多くは5歳以下の子どもにみられるとのこと。子どもの腕を強く引っ張ってしまい痛がっている場合は、病院を受診してくださいね。

 

 

著者:下野香月/30代・ママライター。面倒見のいい6歳の長男と、ひょうきんな4歳の長女、甘え上手な2歳の次女を育てている元保育士ママ。在宅勤務を目指しスキルアップ中。日々子どもたちに癒やされながら、忙しくにぎやかな毎日を送る。

 

作画:ひのっしー

 

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年9月)

 

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