同居生活が始まってからも嫁姑トラブルはなく、隣人・文子さんとも良好な関係を築いていた雅美さん。
しかし、文子さんは夫が他界したことで、何もやる気が起きず食事もおろそかになっていたのか、いつの間にかガリガリにやせ細っていました。
雅美さんと義母は、文子さんを心配してサポートしますが、隣家からは不穏な空気が漂い始めたのです。
隣人の様子がおかしい……
夕方になっても文子さんが帰宅していないことに気づいた義母は、雅美さんとともに文子さんを捜索することに。
あちこちを探し回り、ようやく見つけたときには、文子さんは夫とよく散歩していた思い出の河原で、ひとり物思いにふけっていました。しかし、文子さん本人はなぜ自分がこの場所にいるのかわかっていないよう……。
そんな文子さんの様子から、もしかしたら認知症になっているのではないかと疑い始めた雅美さんは、また行方をくらましてしまうかもしれない可能性を考慮し、なんとか文子さんをフォローしようと努めます。
最近まで元気な姿を見ていた雅美さんや義母にとってみれば、突然の文子さんの変化には戸惑いが大きかったでしょうね。
何とかしてあげたいと思う気持ちもあるかも知れませんが、素人考えであれこれやってしまうと、結果的に状況を悪化させてしまうかもしれない可能もあります。自分の身近な人の様子でおかしいなと思うことがあれば、早めに警察や行政の窓口に相談してみるといいかもしれませんね。
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作画:沢村さち子