家の庭に、子どもたちとその親が勝手に侵入!?
マナーの悪い住民やその子どもたちが、私の家の前の道路で毎日大騒ぎ! あまりのうるささに、私たち家族は困惑してしまいます。私の父が警察と相談して巡回してもらうものの、警察が見えたら退散し、すぐに戻ってくる始末……。まるでいたちごっこのような状況です。
ある朝、7時半に家の庭から騒ぎ声が聞こえてきて目覚めた私。慌てて外を見てみると、なんと10人以上の子どもたちとその親が庭に無断で入り込み、遊んでいるのです!
「ここは私有地ですので、勝手に入らないでいただけますか」と注意するも、保護者のひとりは「ちょっとくらいいいじゃない。幼稚園のバスが来るまでの間だけなんだから!」と開き直り。まったく聞き入れてもらえません。
どうやら、わが家のすぐ近くが幼稚園バスの停留所になっている様子。結局、子どもたちがバスに乗って登園したあとも、親たちはわが家の前で長時間おしゃべりを続け、毎朝のように井戸端会議が始まる始末……。
ボスママが逆ギレ!言われた通りにした結果…
別の日、また同じようにわが家の敷地に集まる親子たち。ついに我慢の限界を迎えた私は、親たちの中心にいる“ボスママ”らしき女性に直接声をかけました。
すると、「こんなところ、柵も塀もないし、どこまでが庭なのかなんてわかるわけないでしょ? 嫌なら自分で囲っておけば?」と逆ギレされたのです。
その言葉を受けて、私はその晩すぐに兄弟に頼み、庭の境界に簡易的な塀を設置しました。
翌朝、親たちはわが家の敷地に入れなくなっていることに気づき、「入れないじゃないの!」「急に何なの!?」と不満そうな声をあげています。
地域が少しずつ変わっていった
あまりに身勝手な態度に、私はすぐに近隣の幼稚園へ連絡し、事情を説明。園長先生は「保護者が敷地に入っていたとは知らず、申し訳ありません」と謝罪してくれました。
さらに、幼稚園から保護者への注意喚起と、停留所利用時のマナー改善の周知がおこなわれることになったのです。
その後、地域の顔役でもある私の祖母が、トラブルの収束後に保護者たちへやんわりと声をかけてくれたことで、停留所周辺の清掃活動が自然と始まりました。
親たちがごみ拾いをする様子を見た子どもたちも、自然と参加するようになり、以前のような騒がしさは徐々に落ち着いていったのでした。
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自分たちの都合ばかりを主張して地域住民に迷惑をかけるのは言語道断。子どもたちの見本になるような大人でいたいものですね。
※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。