やっと気付いた、私が求めていた家族のかたち
自分のしたセクハラをなかったことのように捻じ曲げて話し、威張り散らす親戚のおじさん。
我慢ならなくなった私は、一言注意するため、親戚たちのいる広間へと向かったのでした。
義母の制止を振り切って部屋に入ると、親戚から子どもがいないことについて心無い言葉を浴びせられる夫の姿が。
義母には不妊の原因が夫であることも話してあったので、なぜ矢面に立たされた夫をかばってくれないのかと、主人公は家族として義母の態度に腹を立てます。
主人公は夫を連れ出し、この年、ついに夫の親戚と縁を切ったのでした。
家へ向かう帰り道、お互いがお互いを思いすぎて無理をしていたことを知り、2人で生きていくことを決めた主人公と夫。
気持ちは言葉に出してみないとわからないものではないでしょうか。
特に「家族のかたち」のような目に見えない枠組みを言葉もなしに共有することは難しいものです。
紆余曲折あったものの、ようやく2人で納得のいく「家族のかたち」が見つかって良かったですね。
これからは、誰の言葉に惑わされるでもなく、幸せな家族を2人で作り、守っていけることを願います。