久しぶりのひとり暮らしを満喫する夫
里帰りの期間は、およそ2カ月。その期間、夫は同僚や友人と飲みに行くなど、1人の生活を楽しんでいたようです。自宅から実家までは車で1時間ちょっと。何かあればすぐに駆けつけることのできる距離で、幸いトラブルもありませんでした。
自宅に戻ってからは、夫にも全力で育児に協力してもらうつもりだったため、里帰り中に夫が自由な時間を過ごしていることに不満はありませんでした。
嫌な予感がして…
里帰り期間中、夫は何度も実家に私や産まれたばかりの子どもに会いにきてくれました。
そのとき、何気なく「部屋はきれいにしてる?」と尋ねたのです。すると、夫は「あ〜……うん……」と何だか煮え切らない返事。夫の様子に、私は何だかとても嫌な予感がしました。
後日、自宅近くの役所に用事があったため、私は自宅の抜き打ちチェックを決意! 夫が仕事中の平日の昼間を狙い、子どもの面倒を母に頼んで自宅に向かいました。
汚部屋になっていた!
久しぶりにわが家に入った私は、驚きの光景にギョッとしました。
使ったあとの食器がシンクに放置され、ゴミも溢れかえっています。洗濯をしている形跡はあるものの、お風呂場や流し台にはカビが! 明らかに、生まれたばかりの赤ちゃんを迎え入れることのできる状態ではありませんでした。
私は時間の許す限り、家中を掃除しました。ある程度はきれいにすることができましたが、父親になったという自覚がなさすぎる夫に幻滅……。今後のためにも、ひと言物申さずにはいられませんでした。
こっぴどく叱った結果、夫は「掃除をしようと思いつつも、仕事の疲れや遊びを優先してしまった。君が帰宅する前までにはきれいにするつもりだった」と言っていました。
もし私が何も気づかないまま、里帰りから帰宅していたら……と考えると、とても恐ろしいです。父親という自覚を持って一緒に子育てをしてほしいなと思った瞬間でした。
著者:都うめこ/30代女性・2017年生まれの男の子、2019年生まれの女の子を育てるママ。転勤族の夫に帯同しながら、ライターとして公園レポートや子育てのエピソードを執筆している。
イラスト:おみき
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています
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