21歳、初めてのアフターピル
私が初めてアフターピルを使ったのは、21歳で大学生のときでした。
当時お付き合いしていた彼と初めて行為をした際、途中でコンドームが破けてしまい、2人で大慌て。
「どうにかしないと」とすぐにスマホで避妊について調べたところ、アフターピルの存在を知りました。翌日に産婦人科を受診した私はアフターピルを処方をしてもらい、その場で服用。
避妊の確率は100%ではないと医師から説明を受け、効果が出るまで不安でしたが、2日後には消退出血があってホッとしたことを覚えています。結果的に避妊はできたのですが、不安だったあの日々は今でも忘れられません。
「立てない…」生理痛で産婦人科へ
次に私がピルと関わったのは、大学を卒業して社会人になったときです。
生理中のある日。仕事中にいつもの生理痛とは違う痛みを感じた私は、立っていることができなくなり、その場で動けなくなってしまいました。これ以上は仕事を続けられないと判断し、上司に相談して早退させてもらい、産婦人科へ行くことにしました。
病院で検査をしてもらったところ、子宮や卵巣に異常はないとのこと。痛み止めだけ処方してもらい、その日は帰宅となりました。しかし、痛み止めだけでは症状の緩和が見られなかったため、私は後日に改めて産婦人科で相談したのです。
すると、医師から「低用量ピルを試してみますか?」との提案が。今回だけでなく、今後もまた生理になるたびに同じ痛みに襲われたら、きっと耐えられないだろうと判断した私は、医師から副作用などの説明を受けた上で、低用量ピルを処方してもらうことにしたのです。
低用量ピルの服用で生理がラクに!
医師から「次の生理がきたら生理初日から薬を服用するように」との指示を受け、私はその言葉通りに低用量ピルの服用を開始しました。
すると、すべての痛みがなくなったとまではいきませんが、次に生理がきたときには痛みがかなり緩和されたのです! 私の場合は吐き気や不正出血などの副作用もなく、血液検査にも問題がなかったため、医師と相談して長期的に低用量ピルを服用することになりました。
低用量ピルのおかげでこんなにも生理痛がラクになるなら、もっと早く処方してもらえばよかったです。
避妊に失敗してアフターピルを服用したときは、今後はより一層避妊を徹底しなければと、気が引き締まる思いでした。低用量ピルは継続的に服用することで避妊対策も望めるとのことなので、今後も低用量ピルにはお世話になっていこうと思っています。
※低用量ピルには避妊効果が期待できますが、性感染症は予防できないため、性交渉の際にはコンドームの使用をおすすめします。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
著者/牛沢 若子
監修/助産師 松田玲子
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