生理が重い人、軽い人
私の場合、生理期間はだいたい6〜7日。初日と2日目でドバッと出血し、残りの4〜5日は穏やかにサーッと引いていきます。私にとってはそれが普通だったので、「周りの人も同じ感じだろう」と思っていたのですが、誰にでも当てはまるものではないということを、友だちとの旅行をきっかけに知ることとなりました。
旅先での友だちに起きたアクシデント
友だちとの2人旅、待ち合わせに元気に現れた彼女でしたが、旅先の駅に降り立つころにはなんだか無口に。そしてホテルで「生理がきちゃった……」とソファに倒れこんでしまいました。
彼女は生理中、その痛みや経血量から痛み止めを飲んで寝込むことがあるそうです。もちろん旅先で生理にならないよう、日程は考えていたようですが、予定より1週間ほど早く始まってしまったとのこと。
自分基準でナプキンを選んだ結果…
動けない彼女のために、私がナプキンを買いに行くことにしました。普段は決まった商品をまとめ買いするため、じっくりナプキンを見比べるということがなかったのですが、ドラッグストアで改めて生理用品売り場を見てみると、まぁいろいろな種類があること。
あれだけ生理が重そうで、しかも初日。私の基準から考えると、経血量は多いだろうなと思いました。そのため、一番厚くて長いナプキンを購入。ホテルに戻り、彼女に渡しました。
すると、私が買ってきたナプキンを見た友だちは「おむつみたい!」とビックリ。そして友だちは、「私は生理の初日は、軽い日の昼用で充分なくらいなの」と教えてくれました。普段は使わないナプキンだったからか驚いてしまったと言います。
ですが友だちは「私がちゃんと言えばよかった。ごめんね。でも、本当に助かった。ありがとう」と言ってくれたのでした。そして、彼女にしては大げさすぎる、私基準で選んだナプキンを使ってくれました。
生理の基準が「自分」しか知らなかった私にとって、彼女の発言は衝撃的でした。そしてこのとき、生理中は、人それぞれなのだと学びました。そういう意味では、一緒にいる友人など身近な人とは、生理について話してみて、お互いの症状を共有し合うのも学びとしていいのかも、と感じた経験でした。
著者:oniko/女性・主婦
イラスト:アゲちゃん
監修:助産師 松田玲子
医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています
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