中学生のころから
生理中は仕事や勉強、家事など何も手をつけられなくなり、立っているのもひと苦労。中学生のころは、保健室に行くたび先生に「湯たんぽをおなかにあてなさい」と言われていましたが、私の場合はあまり生理痛がよくなる感覚はわかりませんでした。
大学生になると授業にも出られない日があるほどで、バイトも早退や欠勤をしてばかり……。友だちにもなかなか相談できず悩んでいましたが、私が22歳のとき、母のすすめで婦人科を受診することにしました。
自分の体と向き合うことに
生理痛の悩みを相談するため、婦人科に行った私。子宮の病気などの可能性もあるとのことで、いろいろな検査を受けました。幸い病気などは見つかりませんでした。
そしてこのとき、婦人科を受診したことをきっかけに、私は初めて「一生付き合っていく自分の体ときちんと向き合わなければ」と思い、体の不調を1つずつ解消していく努力をするようになりました。
医師の助言もあり、まずは、運動不足の解消から。住んでいたところが不便なこともあり、移動手段は公共交通機関や車ばかりで、私は自転車に乗る習慣すらありませんでした。そこで、エスカレーターを使うのをやめる、1駅分歩くなど、「歩く」ことを習慣にしました。
そして、なんといっても私は冷え性であることも問題だと感じていました。平熱は35度台とかなり低めで、夏でもエアコンの効いた部屋では長袖が必須。冷えは生理痛を悪化させる原因にもなると医師から聞いた私は、冷え性を改善するために食事も見直すことにしたのです。
日々の習慣を見直すと…
まずは体の中から温めようと、冷たい飲み物を飲むことをやめました。水も飲むときは常温か白湯にし、毎朝起きたらすぐに白湯を飲むように。食事のときも、なるべく温かい飲み物か汁物を飲むようにしています。
そのほかにも、お風呂に必ずつかったり、生理予定日の1週間前になると糖分の摂取を控えたりしています。この習慣をするようになってから、冷え性が少しずつ改善してきただけでなく、生理痛が少し和らいだように思います。
私はこのウォーキング、白湯、お風呂、糖分を控えるなどの習慣改善が合っていたようで、今では、生理中でも家事や仕事を休まずできるほどに。自分の体と向き合い、いろいろと試行錯誤をしてよかったと思っています。たまに生理痛に悩まされる日もありますが、そういうときは自分を少しだけ甘やかして自分の機嫌をとるように。これからも、年齢にあった自分の体と向き合う習慣を探し続けていきたいと思っています。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
著者/なかまる あゆみ
監修/助産師 松田玲子
ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように!