彼氏への不満
私が生理2日目だったある日のことです。仕事に行っている私の代わりに、彼氏は皿洗いをしてくれました。「皿洗いをしたよ」と報告してくれた彼に、私は「ありがとう」と伝えて台所を見に行ったのですが、そこで目にしたのは大量の生ゴミ……。
水が詰まりそうなほどこんもりと溜まっているのに、放置されている生ゴミを見て「私に生ゴミを片づけろって言ってるの?」と思ってしまいました。
普段から、彼氏は「触りたくない」と言って生ゴミの片づけをしようとしません。私はそれに対して不満を抱いていました。
そして積もっていた不満もあり、この日「どうして生ゴミまで片づけてくれないの!?」と彼氏に、強めに指摘をしてしまって……。
信じられない言葉が
すると、彼から「生理だからって八つ当たりするな」と信じられないひと言が返ってきたのです。
確かに、生理のときはイライラしやすいと自覚しています。今回のことも生理中のイライラがきっかけで彼への怒りが爆発した……と言われたらそれもあるのかもしれませんが、もともと積もっていた不満がありました。決して、生理中のイライラを自分勝手にぶつけたわけではありません。
そのため、「確かに生理でイライラしてしまうときもあるけど、これまでも生ゴミを片づけることに対して不満があったから、今、話しているんだよ」と伝えました。
しかしその後も彼は、「生理中だから何を言っても無駄だ」とさらに煽るひと言を言ってきて……。しばらく気まずい雰囲気になり、彼は実家に帰ってしまいました。
数日後、彼からメッセージが
喧嘩をしてから数日経ったころ、彼からあるメッセージが届きました。
メッセージには「今まで生ゴミの処理を押し付けてしまっていたことを反省したよ。ごめんね」という謝罪と、「勝手に生理中のイライラだと決めつけてしまった。生理について理解不足なところがあったと思う」という反省の言葉が並べられていました。そして、「君が生理中のときはフォローできるようにするね」とも。
私も強く言い過ぎたところがあったかもしれません。そして、ちゃんと自分の生理について彼に話ができていなかったかもとも感じました。そのため、私も伝え方や言い方には気をつけたい、私の症状を知ってもらえたらうれしいと伝え、彼とは仲直りすることができました。
結果的に今回の喧嘩は、お互いの理解を深めるだけでなく、彼に私の生理を理解してもらえるきっかけにもなりました。歩み寄ってくれた彼には、今でも感謝しています。
著者/あすまる
イラスト/赤身まぐろ
監修/助産師 松田玲子
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