皮膚や粘膜をつくる細胞づくりに欠かせないのが、ビタミンAです。とくに、妊娠初期にビタミンAが不足すると、粘膜が弱くなっておなかの赤ちゃんが感染症にかかりやすくなるという報告もあります。妊娠したいと考え始めたら、毎日どんな料理を食べればいいのか。今回はビタミンAがとれる、おすすめのレシピをご紹介します。
市販のもずく酢を使っているのでかんたん!
ビタミンAが含まれているにんじんを使ったこちらのレシピは、市販されているもずく酢を使っているのでかんたんに作ることができる一品です。もずくのような海藻類は、水溶性食物繊維が含まれています。便のかさや量も増やすはたらきがあるので、とくに便秘気味の人にはおすすめです。ビタミンAの摂取量をアップさせるために、ネバネバ食材でおなじみのモロヘイヤをプラスするのもおすすめです。
低GI食品のそばをのり巻きで!
ビタミンAはもちろん、かつおに含まれている鉄やビタミンB群などもとることができるレシピ。妊娠しやすい体づくりのためには、低GI値の食品を摂ることが大切です。GI値とは、食品がどれだけ血糖値を上昇させるかを示す指数です。そばは低GI値の食品で、とくにそば粉100%のものは、糖の吸収がゆるやかなのでおすすめです。
ボリューム満点のエスニックサンド!
バインミーとは、ベトナムのサンドイッチのこと。豚肉と卵をつかったこちらのサンドイッチは、バゲットを使っているのでかみごたえもあり、ボリューム満点の一品です。卵は、たんぱく質、ビタミンA、ビタミンB群などがバランスよく入っている優秀食材です。ビタミンB1の多い豚肉と合わせることで、糖質の代謝もスムーズになります。
体のすみずみにまでじゅうぶんに栄養が行き渡るためには、それぞれの栄養素の働きを知り、毎日組み合わせながら食べ続けることが大切です。ビタミンAは、にんじんやかぼちゃのような緑黄色野菜のほかにも、レバーやうなぎにも含まれています。いろいろな食品を組み合わせながらしっかりとりましょう。