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「赤ちゃんの頃を思い出して泣いちゃった」はぁ?本物の父の登場で急に親アピールするママの彼 #ママの彼氏がヤバイ奴だったはなし 14

「ママの彼氏がヤバイ奴だったはなし」第14話。お金と女にだらしない父が原因で離婚したあおいさんの両親。あおいさん含めた4人兄弟は母と暮らしていますが、女手だけの子育てで不安な母の隣に父の職場の後輩ピンちゃんが現れます。仕事で家をあけることが多い母に代わって子どものめんどうを見てくれるのですが、虐待に近いルールばかりで長女のあおいさんがストレスで10円ハゲになるほど。一度はピンちゃんの別居の話が出るも、母を思うあおいさんは同居続行を選択します。
次女の保育園の運動会で別れたはずの父の姿を発見したあおいさん。久々の父との再会に喜びますが、その裏で母は父にもう子どもに会わないよう言い渡していました。

「もう来ないで。ナオミと付き合ってるんでしょ」

その言葉に父は驚きますが、母は自分の親友と父が付き合っていることを以前から知っていました。

 

自身とピンちゃんが付き合っていることも告げ、今後はあおいさん以外の兄弟には会わないように宣告していました。

 

父がいた私たちの大切な過去をなかったことにしないで!

ママの彼氏がヤバイ奴だったはなし 14

 

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ママの彼氏がヤバイ奴だったはなし 14

 

ママの彼氏がヤバイ奴だったはなし 14

 

運動会会場で父を探すあおいさんでしたが、その姿が見つからず母に行方を尋ねると、

「帰ったよ。パパが来てたこと、ほかの子たちには言わないでね」

 

その言葉で詳しいことまではわからなくても、子どもが踏み込めない「大人の事情」があることを理解するあおいさん。母と父が別の道を歩んでいることを、頭ではわかっていても心が追いつきません。

 

そこへ運動会を終えた次女が戻ってきて、家族全員で今日の活躍を褒めるのですが、

「あかりがまだ赤ちゃんだった頃を思い出して…泣いちゃったよ!」

出会ったのはつい最近のことなのに、感極まりながら事実とは異なる昔話をするピンちゃんに母も子どもも戸惑います。

 

まだ幼い子どもだから細かい昔のことなんてわからないと思っての発言なのか真意は分かりませんが、あおいさんにとって過去は父との大切な思い出ばかり。それを踏みにじって自分との思い出に塗りかえようとするピンちゃんにあおいさんは憎しみを覚えるのでしたーー。

 

◇      ◇      ◇

 

長女あおいさんは小学1年生。幼いといっても、ここ最近知り合ったピンちゃんが自分たち兄弟の赤ちゃんの頃を知っていることには違和感を覚えました。

 

父と母が別の道を選んだことは受け入れたくなくても従うしかなく、その状況自体に小さな心を痛めているというのに、父がいた大切な過去を簡単になかったことにすることは、子どもの心を傷つけてしまうことにピンちゃんには気づいてほしいものです。

 

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    この記事の著者
    著者プロファイル

    マンガ家・イラストレーター鈴村五月

    東京在住の漫画家。自分の過去と日常をエッセイ漫画にしている。

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