母に手を上げたピンちゃんに泣きながら立ち向かう小学生の長男。
これまでずっと彼に怯えて理不尽な生活に耐えてきた子どもたちでしたが、唯一の肉親である母親を傷つけられた今は怖さよりも怒りが優先。反撃の体勢を取り、家から立ち去るよう要求するのでした。
自分に手を上げたピンちゃんを連れ戻す母。別れられない2人ーー
子どもたちの反撃に我に帰るピンちゃんは、母に手を上げた後悔と世話をしたはずの子どもに自分に対する味方がいないことに傷つき家を出ますが、母が数日で連れ戻してしまいます。
子どもたちはピンちゃんのいない生活に期待していましたが、一方で母が彼と別れられないこともわかっていました。
公園で話し合いをする母とピンちゃん。俺を捨てないでくれと泣いて懇願する彼を見て、母は自分がピンちゃんと支えないとという使命感にかられます。心配されることに自分の存在価値を確認するピンちゃんと、彼に寄り添うことで自分の存在価値を見出す母。2人の関係は共依存に陥っていました。
◇ ◇ ◇
幼かった頃はピンちゃんに逆らうことなんて怖くてできなかったのに、兄弟4人で力を合わせてようやく立ち向かうことができ、新しい生活を期待していましたがーー。
母とピンちゃん、2人は共依存という関係性に陥っていました。あおいさんたちの力で何かできることはあるのでしょうか?