スーパーのレジで並んでいると…
2人の子どもをスーパーへ連れていくことはとても大変で、抱っこ紐、ベビーカー、そして、長女の体のどこかを掴むというスタイルで近くのスーパーへ買い物に行っていました。長女はおとなしく、なんでも手伝ってくれるやさしい子です。会計のためにレジで並んでいると、後ろのおばさんが突然長女に向かって「かわいそうに〜」と話しかけてきました。
何がかわいそうなのだろうと考えていると……。おばさんは、「まだ小さいのにもうお姉さんになって……。かわいそうに〜」と何度も同じような言葉を長女にかけてきたのです。私も日ごろから下の子に付きっきりになってしまっていたことを申し訳なく思っていたため、何も言い返せませんでした。
悔しさで爆発しそうな感情を抑え、おばさんから逃げるように去ろうとしたところ……。
普段はとてもおとなしい長女が「かわいそうじゃないよ、私は下の子がかわいくて大好きだからうれしいよ!」とおばさんに自分の思いを伝えてくれたのです。私は、長女の言葉を聞いてとても心が温かくなりました。
◇ ◇ ◇
子育て中、ネガティブな言葉をかけられると傷ついてしまいますよね。長女ちゃんの素直な思いが聞けて良かったです。見知らぬ人の言葉に一喜一憂せず、自分のペースでわが子を信じて子育てを楽しんでいってほしいですね。
著者:きむらきむこ/30代女性・主婦。4人の子どもを育てる、30代のママ。専業主婦で、末っ子が通園する機会を転機に働こうか奮闘しています。社会経験がないので新たな幅を広げるために右往左往しています。
イラスト:まげよ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています