こんにちは、離乳食インストラクターの中田馨です!今日のテーマは生活習慣。少し難しい話に感じるかもしれませんが、赤ちゃんだけでなく、私たち大人にとっても大切なことです。なかでも大切な3つの生活習慣についてお話しします。
3つの生活習慣とは?
3つの生活習慣とは「食事・睡眠・運動」です。赤ちゃんにとって、食事とは離乳食やおやつのこと。睡眠とはお昼寝と夜の睡眠のこと。運動とは体を動かして活動すること。1日にこの3つの生活習慣がリズムよくおこなわれることが大切です。睡眠と運動のリズムがあるからこそ、食事をおいしく食べられるのです。
食事に睡眠が大切な理由
どうして食事と睡眠が関わるのでしょうか?たとえば想像してみてください。あなたはこんな経験はありませんか?
「前の晩に深夜まで徹夜して、朝起きたら頭がぼーっとして、何となく体が動きにくい。それに加えておなかもなかなか空きません」
私も子どもと一緒に早く寝て、早起きたときのほうが、体の調子もよく、おなかもすぐに空きます。赤ちゃんも同じですね。
私の子どもが幼稚園に通っていたころ、園長先生に「20時台にお布団へ。21時には就寝してください」と言われていました。私は仕事を持っていますので、夜は家事に追われて、なかなか園長先生の言うようにはできませんでしたが、20時台にお布団に入れたときは、次の日の朝がとてもスムーズでした。
現在、わが家の子どもは中学生と小学生ですが、21時台に就寝できた日はやっぱり今でも朝がスムーズです。睡眠によって分泌される成長ホルモンは、22時~2時といわれています。その時間までに寝ることによって生活のリズムも整いますよ。
食事に運動が大切な理由
続いて運動です。こちらも想像してみてください。何も動かず、ぼーっとしているときとお散歩に行ったり、運動したり、大掃除をしたり、体を動かしているときっておなかがすきませんか?
体だけではなく、頭を使ったときもおなかがすきますね。ですので赤ちゃんも、屋外の公園などで体を使って遊んだり、手先を使って脳を刺激する遊びを取り入れたりしてみてくださいね。
“絶対しなくちゃいけない”とは思わないで!
子育ては100点満点を目指さなくて大丈夫です。50点くらいがちょうどいいですね。ご家庭によって生活時間はさまざまです。「わが家のルール」を決め、できないときはできないで大丈夫です。「食事と睡眠と運動が大切」とほんの少し、頭の隅に意識するだけで、生活習慣が変わりますよ。
保育士で家庭的保育所経営。一般社団法人 離乳食インストラクター協会代表。関東と関西中心に、離乳食インストラクター養成講座やママ向けに離乳食講義・料理教室を開催中。「かおりの“和の離乳食レシピ”blog」では1500以上の離乳食レシピを掲載中。