記事サムネイル画像

妊娠はしていない。けれど生理がずっとこない。不安に思い産婦人科を受診。検査をすると…?

私は、25歳のときに急に生理が止まってしまったことがありました。当時、付き合っていた彼氏がいたので、もしかして妊娠とも思いましたが、検査結果は陰性。不安に思い、産婦人科で診てもらうと……?

生理が急に止まった私

IT系営業職の私は、毎日22時まで残業をこなすなど忙しく過ごしていました。そのため生理に対して無頓着になり、生理が遅れていてもあまり気にしていませんでした。あるとき、2カ月間生理がないことを彼氏に心配され、妊娠検査薬を使用。結果は陰性でした。

 

陰性と出たので安心してしまい、また忙しさにかまけて、結局4カ月もの間生理がこないことを放置してしまった私。ようやく産婦人科に行き検査を受けると、「卵巣機能不全」であることが判明。4カ月の間生理がこなかったのは、この病気が原因だったのです。

 

医師からは、卵巣が機能しなくなることで将来の妊娠にも影響すると言われました。また、卵巣機能が回復しないと早期に閉経してしまうことがあると言われ、私はとても焦りました。

 

※「卵巣機能不全」とは:ホルモンバランスの乱れなどから、卵巣の正常な機能が停止してしまい、月経周期の乱れや無月経などを引き起こす疾患のこと。

 

卵巣機能不全の治療

私は将来妊娠を希望していたので、排卵誘発剤を使って排卵を強制的に起こさせることになりました。主治医の指示通り排卵誘発剤を飲むと、生理が再開。けれども、今まで止まっていた生理を無理やり起こさせるためなのか、吐き気や腹痛に見舞われ立ち上がれないほどに。心配で主治医に電話をしましたが、そういうことはよくあると言われ、改めて生理不順を放置したことを後悔しました。

 

治療の一環で毎日の基礎体温と生理の記録を取るようになると、私の基礎体温は高温相と低温相がはっきりしておらず、排卵ができていないことがわかりました。それからホルモン療法を開始。毎月、産婦人科に通うようになると、体を温めるように心がけるなど、健康に対する意識が変わったように思います。

 

治療を始めて半年になりますが、生理も29日周期で安定し、精神的にも落ち着いて過ごせるようになっています。今後も体に異変を感じたら、すぐに産婦人科に相談したいと思います。

 

 

私の生理が止まってしまった原因は、卵巣機能不全という病気でした。しっかり治療をすることで生理が順調にくるようになり、私の体に対する意識も大きく変わりました。ストレスや疲れで生理不順になっていたことが、将来の妊娠にかかわることがわかった一件でした。

 

 

 

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

 

著者:福山綾/女性・主婦

イラスト:すうみ

監修:助産師 松田玲子
医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。

 

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化していま

 

ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように!

 

 

ベビーカレンダー記事制作の取り組み
  • \ この記事にいいね!しよう /
    シェアする

    • コメントがありません

  • 気になる記事をまとめ読み

    人気連載

    新着連載

    連載完結

    もっと見る

    注目記事を探す

    人気記事ランキング

    アクセスランキング
    コメントランキング

    お得な無料キャンペーン

    暮らしの新着記事

  • PICKUP

    他のテーマの
    記事を読む