忙しくても、育児に協力的な夫
私の夫はいつも仕事が忙しく、毎朝出勤するのは7時過ぎ。そして帰宅するのは23時ごろと、長時間勤務が当たり前の職場に勤めています。
それでも、夫には「仕事が忙しくても、育児をしなければいけない」という気持ちがあるよう。休みの日は子どもを遊びに連れて行ったり、お風呂に一緒に入ったりと、自分ができる範囲で育児を担ってくれていました。
そのため、なかなか育児ができないことは私も重々承知しています。けれども、私にはどうしても許せない不満があって……。
夫の許せない行動
私の不満は、平日の朝、夫が自分の支度だけを済ませて出勤してしまうことです。
育児中の朝は、やることがたくさんあります。例えば、子どものおむつ替えや着替え、自分と子どもの朝食を用意し、子どもにごはんを食べさせる。そして、食器の片付け、荷物の準備と自分の身支度など……。自分のことに加えて、子どものお世話をしなければならず、やることに追われて私は毎朝大忙しでした。
一方で夫は、自分の分だけさっさと済ませてあとは知らんぷり。そんな夫を横目に、私は「なんでいつも私だけが子どもの世話をしなくてはいけないんだろう」「せめて、下の子のおむつ替えだけでも手伝ってくれてもいいのに」「自分の用意だけして外に出られる夫がうらやましい」と常々思っていました。
夫がまさかの!
しかし、ある朝のこと、夫が下の子のおむつ替えを済ませてくれていたのです。驚いた私が「どうして今朝はおむつを替えてくれたの?」と尋ねたところ、夫曰く「上の子に、お父さんおむつ替えてって言われたんだ」とのことでした。おそらく私が夫に頼む姿を見て、上の子は夫におむつ替えを頼んだのでしょう。
以前、夫に対して「せめて、出勤前に下の子のおむつを替えてほしい」と何回も懇願したものの、そのときは聞き入れてもらうことができませんでした。
しかし、子どもに頼まれると、さすがに夫もやらざるを得ないと思ったようです。同じことであっても、「誰が言うか」は家庭内でも重要なんだなと感じた出来事でした。
今回の一件以降、夫はもう少し育児の時間を増やさなくてはいけないと思ったようです。今では、朝から下の子のおむつを自主的に替えたり、子どもたちの朝ごはんを用意したりと、夫は自分ができることを少しずつ増やしてくれるようになりました。これから夫に協力してほしいことは、子どもに言ってもらおうかなとも思った経験でした。
著者/nanoka22
作画/ちゃこ
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