タンポンを装着して安堵していた私
この日、私は4人の子どもと夫と義両親と潮干狩りに行くことになっていました。潮干狩りとはいえ、わんぱく盛りの子どもたちもいるため、海の中に入ることになるだろうというのは目に見えていました。
そんな中、前日の夜に生理が始まってしまったのです。ただ、私はもともと経血量はそこまで多くないタイプで、前日の夜に生理が始まったばかりということもあって、水着でいる間だけならタンポンで乗り切れるだろうと思いました。
そのため、当日の朝、出かける前にタンポンを装着。「潮干狩りだから午前中だけだし、長くても5時間くらいで終わるだろう……タンポンを入れていたらまぁ経血漏れは防げるでしょ」と安心しきっていました。
トイレでタンポンを確認すると…
潮干狩りが終わってすぐ、子どもたちがおなかをすかせていたので、着替える前にお昼ごはんを食べることに。
タンポンの使用に慣れている私は、このとき経血のことなどまったく気にしていませんでした。しかし、ふとトイレに行きたくなり、トイレの個室に入って用を足していると……。なんと、股から出ているヒモが赤くなっていたのです! まさかと思って今度は水着を見てみると、赤く丸いシミの跡ができていました。
どうやら、タンポンでは吸収しきれなかった経血が水着に漏れていたようです。タンポンを交換しようと思っても生理用品が手元になかったので、私はひとまずトイレから出てダッシュで車に着替えを取りに行き、すぐにトイレに戻ってタンポンからナプキンに取り換え、着替えも済ませました。
タンポンを装着していても油断は禁物
水着が経血で汚れていたので、誰かに見られていなかったかが1番心配でした。夫に「汚れているの気づいてた?」と尋ねたところ、「え? 全然気づかなかったよ。だから着替えてきたのか」とのこと。よくよく考えてみると、経血で汚れた部分は股のところで他人からは見えにくい場所なので、私は少しだけホッとしました。
タンポンを装着していても経血漏れをすることはあるのだと、今回の出来事で学びました。生理1~2日目の経血量が少ない日だからといって油断せず、タンポンをもっと早めに交換すべきだったと思います。
今回、普段からタンポンに慣れてその性能を信じすぎていた私は、こまめにタンポンの状態を確認しなかったことで、経血漏れという失態を犯してしまいました。この一件以降はタンポンだけでなくナプキンを使用するときも、こまめに生理用品を交換するように意識しています。
※タンポンの過度な長時間使用はトキシックショック症候群(急な発熱、吐き気、めまい、失神などの症状)を引き起こす可能性があるため、パッケージ等に記載されている時間や使用方法をしっかり守りましょう。
著者/松谷 えりな
イラスト/マメ美
監修/助産師 松田玲子
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