骨盤底筋を鍛えようとしたけれど
以前に聞いた話ですが、昔の日本女性は和式トイレを使っていたことで腹圧がかかるため、骨盤底筋の負担が大きく、高齢になってから子宮脱や膀胱脱になる方が多かったとか。私は和式トイレの経験は少ないですが、子宮脱や膀胱脱(子宮や膀胱が下がって体内から出てしまう症状)は高齢になってから発生すると知って怖くなり、今は大丈夫でも将来に備えたいと思うようになりました。
まず簡単にできる方法として、骨盤底筋を鍛えるというアプリをスマホにいくつかダウンロードしました。画面に表示される画像のリズムやタイマーに合わせて腟を締めたり緩めたりして、骨盤底筋を鍛えるというもの。3つほどのアプリを順番に試したのですが、長続きしたものはありませんでした。
それぞれのアプリは毎日継続できるように記録をつけられたり、日によってリズムが変わったりなど、さまざまに工夫がされていたのですが、私にとってはスマホを見ながら腟を締めたり緩めたりするという活動そのものが単調に感じられ、どれも継続できなかったのです。
ヨガで骨盤底筋を鍛える試みも
次に、オンラインで受けているヨガやピラティスのレッスンの際、なるべく骨盤底筋を意識して呼吸をするよう心がけてみました。一緒にレッスンを受けていた友人がヨガの先生に、骨盤底筋を意識する動きを質問しているのを聞いて、「そうか、ヨガの際に呼吸と合わせて、骨盤底筋を締めたり緩めたりすれば良いんだ!」と思ったのがきっかけです。
ただ、ヨガの際の骨盤底筋の動きは思ったより難しく、通常のヨガの動きは「息を吸って筋肉を締める、息を吐いて筋肉を緩める」のですが、骨盤底筋に力を入れる動きは逆で、「吸って緩める、吐いて締める」のだとヨガの先生に教わりました。この通常とは逆の動きになかなか体がついていかず、頭で考えて動きが止まる……ということが増えてしまったのです。
結果、私の場合はヨガをしながら骨盤底筋を鍛えるのはハードルが高いと諦めました。
月経カップの使用で骨盤底筋を意識
最後に試したのは、月経カップです。入手してからしばらくは使用する勇気がなく、2カ月ほどは使わずに放置していた月経カップ。ある日、ついに使ってみようと決心してから手元のリーフレットなどを熟読した際に、「月経カップの使用により骨盤底筋を意識できる」というコラムがありました。月経カップの使用により生理の不快感が軽減できるだけでなく、骨盤底筋を意識することもできるなんて!と、背中を押された気になりました。
実際に使ってみると、たしかに月経カップを腟内に入れて過ごしている間や、腟内から取り出すとき、半ば無意識に骨盤底筋に力を入れています。これなら無理なく骨盤底筋を意識して過ごせるというのは、月経カップ使用の思わぬ副産物の1つでした。
まとめ
私の場合は、「骨盤底筋を鍛えよう!」と気合いを入れて運動するよりも、月にわずか数日でも、常に骨盤底筋を意識した時間を持つほうが、無理なく取り入れられる行動でした。実際にこれで骨盤底筋にどれだけ効果があるのかは未知数ですが、毎月のことなので細く長く続けていこうと思っています。
いつかもう少し子育てに余裕ができたら、アプリやヨガでの骨盤底筋運動も復活できるかもしれません。そのときまでは焦らずに、月経カップ使用中に骨盤底筋を意識する時間を、継続していこうと思います。
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イラスト/サトウユカ
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