夫・トウヤと新婚生活を送るパニ子。ラブラブな毎日を送っているものの、どうしても頭を悩ませていることがあります。それは夫婦の性生活について……。
「夫の相手は、嫁の務めだろ?!」
ある夜のこと。隣で寝ていたトウヤがパニ子の布団に入ってきました。トウヤはイチャイチャする気満々でしたが、パニ子は生理2日目……。おなかが痛く体もだるいため、そんな気分ではありません。
しかしトウヤはお構いなし!申し訳ないと思いながらも拒否し続けていると、次第に拗ね始め、パニ子に背を向けふて寝したのでした。
また翌月も、パニ子が生理のタイミングでしつこく迫ってくるトウヤ。思い起こせばパニ子が生理中に限って、しつこく迫ってくることに気がつきました。
夫に抱いた疑惑
その翌月もトウヤは生理中のパニ子に迫ってきます。もちろんパニ子は拒否! するとトウヤは「子どもが欲しいって言ってたのに何だよ!」と激怒。子どもが欲しいのは事実ですが「生理中なのに妊活して意味あるの?」という疑問が浮かびます。
その時、あることに気付いて「はっ!」としたパニ子。「生理中は妊娠する確率が低いはず……なぜトウヤは私の生理中を狙って行為を迫ってくるのだろう?」戸惑いが隠せませんでした。
そしてトウヤは「させないなら浮気するよ!?」と吐き捨て寝てしまいました。
その後、モヤモヤした気持ちを抱いていたパニ子の耳に飛び込んできたのは「トウヤが見知らぬ女性と腕を組んで歩いていた」という噂。パニ子が問いただすと「お前が相手してくれないから浮気した!」と言うのです。呆れたパニ子はトウヤと離婚することに決めました。
※生理中でも妊娠の可能性はゼロではありません。
夫が生理中に行為を迫ったワケ
数カ月後、街でトウヤを見かけたパニ子。腕を組んで歩いていたのはパニ子の同僚・カズハでした。しかしカズハは既婚者だったはず……。これ以上トウヤには関わりたくないと思っていたパニ子でしたが、そうもいかない出来事が起こります。
それはパニ子が仕事からの帰り道。トウヤがパニ子を待ち伏せしていました。トウヤは開口一番「カズハの旦那に、俺とカズハの関係を話しただろ!?」とパニ子を責めます。しかしそんなことはしていません。
トウヤ曰く、カズハはトウヤの子どもを妊娠したけれど夫の子どもとして育てようとしていたそう。しかしパニ子から不倫の密告があったせいで、夫がDNA鑑定をし、不倫がバレたようです。
「生理中だったから、子どもは絶対に出来ないと思ってたのに…」とトウヤ。やはり生理中に限って行為を迫ってきたのは、わざとだったのです。
※生理中は排卵していないため妊娠の可能性は低いと言えますが、100%妊娠しないというわけではありません
夫の子を妊娠した同僚の狂気
その後、トウヤはカズハの夫から慰謝料を請求されたそう。もちろん子どもを育てる気のない無責任なトウヤは、カズハと結婚する気などありません。
しかし、あるときカズハに声をかけられたパニ子。何かと思えば、おなかの子がトウヤの子だという今更のカミングアウト! さらには「これまでずっと妊娠できなかった私がトウヤさんの子を授かれたなんて、これは運命ということで間違いないですよね。うふふ……」カズハが浮かべた不気味な笑みに、パニ子は背筋が凍ったのでした。
ふとカズハのデスクを見ると、トウヤの写真がたくさん飾られています。もともとネガティブ思考で妄想癖が強かったカズハは、不倫がバレたことで元夫に散々責められ精神をおかしくしたようです。
カズハの尋常ではない執念を感じたパニ子。トウヤが逃げ切るのは難しいでしょう。自分のしたことの責任をしっかりとってほしいと願ったのでした。
生理中の性行為は、感染症などのリスクが高まります。お互いに相手を思いやり、できるだけ生理中の性行為は避けたほうが安心ですね。