生理中の部活は苦痛…
高校1年生のときから陸上部に所属していた私。練習では、当たり前のように毎日「走り込み」がありました。もちろん、生理中であることなどは関係ありません。そのため、生理中の部活ではナプキンがずれないようにするため、下着の上からスパッツをはいてしっかり固定していました。
ですが、汗をかいてくるとだんだんショーツの中が蒸れてきたり、かゆみが出てきたりと、練習の妨げになることも。生理期間中はつらい思いをすることも多くありました。
気をつけていたのに…経血がついていて唖然
生理3日目のある日。経血の量も多い日だったので、いつも使用している昼用ナプキンではなく夜用のナプキンをつけ、下着の上からしっかりスパッツをはいて対策をし、練習に臨みました。
しかし、その日はうまくフィットしていなかったのか、部活中にだんだんとナプキンがずれていく感覚があったのです。そして、部活中にこっそり確認してみると、股のあたりにじんわりと経血が。
着替えを取りに行こうとも考えましたが、周りには同じ部活の男の子がいて動くにも動けず、私は途方に暮れてしまいました。
友人の行動に感謝!
すると、私の異変に気が付いた同じ部活の友人が駆け付けてくれ、すかさず上のジャージを私のおなか周りに巻きつけ、経血がにじんだ部分を覆い隠すようにしてくれたのです。そして、「今のうちに早くトイレに行っておいで!」と言われ、私は部室に着替えを取りに行き、無事にトイレへ向かうことができました。
すぐに駆け寄ってくれ、場合によってはジャージにも経血がついてしまう可能性があったのに、自分のジャージでフォローしてくれた友人。私は感謝の気持ちでいっぱいになりました。
部活中に経血が漏れてしまい、当時はかなり焦ってしまいましたが、友人の素早い行動によって私は無事に着替えることができ、その後の練習も通常と同じようにできました。ちょっとした油断が危うく大惨事を招くことにもなるんだと再確認し、少しでもナプキンがずれてきたと思ったらそのまま放置しないで固定し直すよう、今でも心がけています。
著者:牛沢 若子/女性・主婦
イラスト:おんたま
監修:助産師 松田玲子
医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています
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