「気にならない」という夫や保育園
時々だけれど娘の片方の目が外側に向いていて心配だと夫や私の母や姉に言っても、「そうかな? 気にしすぎだよ」と言われてしまうほど、症状はそこまで強くありませんでした。保育園の先生に相談しても、気になったことはないと言われました。
しかし、黒目が外側を向く「外斜視」は早めの訓練で改善されるというネット記事を目にした私は、眼科への受診を決意したのです。「もっと早く病院に連れて行けばよかった」と後悔したくなかったのと、私の心配しすぎならそれはそれでいいと思ったからです。
診断の結果
病院に連れていくまで5日ほどあったので、どのようなときに黒目が外側を向いているのかをまとめ、可能な限り写真を撮って病院へ持参しました。
病院で医師に娘の症状を伝え、撮った写真も見てもらうと、外斜視疑いがあること、まだ小さいので検査が難しいことを説明されました。
程度が低く訓練で改善の余地が充分あるとのことでした。同じ年の子と比べて視力が弱いけれど、そもそもまだ小さいので検査が正確にできているかわからないので、視力に関しては半年に1回の定期検査で観察していくことに。
2年間の訓練
毎日2時間、近距離でテレビやスマホの動画などを使い、目を動かす訓練が始まりました。遠くからではなく近距離で見るほうが、目を動かす力をより鍛えることができ、黒目が外に向かないようになるそうです。
娘は保育園に通っていたので、登園前や帰宅してから眠るまでの限られた時間は常にテレビをつけっぱなしにして、約2年間過ごしました。程度が軽かったこともあり、半年毎の検診で症状が少しずつよくなり、5歳で視力も平均値に達し、医師が大丈夫と言うまでに改善されました。
もう少し大きくなってから受診していたら、矯正用の眼鏡が必要だったかもしれないと医師に言われました。周りの人が気にしていなくても、違和感があったら早めに受診したほうがいいのだと実感しました。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように!
イラスト/ふくふく
監修/助産師 松田玲子
著者:神谷 まりな
2016年生まれの女の子のママ。歯科助手やナイトワークなど経験を元にした記事を中心に執筆中。