実母が娘に語りかけた言葉にあぜん…
当時、私はシングルマザーで実家に住まわせてもらっており、生後10カ月だった長女は実母にとって初孫だったので、とてもかわいがってもらっていました。ある日、私が長女のお昼分の離乳食を準備していると、長女がぐずぐずと泣き始めました。おなかが空いて泣いている長女に対し、私は「今ごはんの準備してるからね」「もう少し待ってね」と声をかけながら、離乳食の準備を続けていたのです。
次第に長女のぐずぐずが大きい泣き声に変わって、私の心の余裕もなくなっていき「ちょっと待ってねって」と、少し強い口調に。そんな言葉が長女に通じるわけはないのに、あまりにもぎゃんぎゃんと泣く長女に、私は思わず「はぁ……うるさいな」と、ため息をつきながらつぶやいてしまいました。
すると、それを見ていた実母が長女を抱っこし、「あのね、うるさいんだって。ママは〇〇ちゃん(長女)のこと、いらないんだって」と言ったのです。
私が「そんなこと言ってないよね? 〇〇がまだ言葉を理解できなくても、勝手に言い換えるのはやめて」と言うと、実母は「ごめん、ちょっと冗談のつもりだったのよ」と謝ってくれましたが、私の中ではしばらくモヤモヤしました。
確かに、生後10カ月の長女に対して「うるさい」と言った私も悪かったのですが、そのひと言が「〇〇のこと、いらない」という言葉に言い換えられたことに、とてもショックを受けました。この一件以降、実母からこういった発言はなかったので、本当に軽い冗談のつもりで言ったのかもしれませんが、私も自分の使う言葉には気を付けようと思った出来事です。
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イラスト/ミロチ
著者:吉川 みきな
14歳女の子と4歳男の子、0歳の年の差兄弟を育てている母。反抗期の娘とイヤイヤ期の息子の育児に日々奮闘中。上の子を出産後に大学に通い、看護師の資格を取得。現在は看護師としてパート勤務をしている。