離婚はしたいけれど…
夫は私や子どもに対する愛情がないわけではないため、本当は離婚したくないと口にします。
私が生活費さえ払えるようになれば、元通りになれるとも言われますが……。
「離婚…しません」
マチ子さんはどうせ離婚するなら、子育てが落ち着くまではブン太に生活費を出してもらったほうが良いと考えました。
ブン太はマチ子さんの決断に満足そうにし、今後は生活費を自分が担うかわりに、家事のすべてをマチ子さんがやるよう指示。
しかしブン太から差し出された生活費の20万円は、妊婦健診にかかる医療費や交通費を加えると、少し足りません。それを知ったブン太は「マチ子代」として、追加で3万円を叩きつけます。
ありがとうと受けとろうとするマチ子さんでしたが、ブン太は「それだけ?」と手を引き離し、マチ子さんにほかの言葉を要求するのでした。
経済状況や、頼れる身内がいないことを理由に、今は離婚しない選択をしたマチ子さん。
子どもがいると離婚は慎重になるものですが、ブン太はマチ子さんがあきらかに不利な状況だとわかっていて、離婚をチラつかせたようにも見えます。
本来なら、大変なときは夫婦で一緒に歩んでいくのが理想ですが、妊娠中で思うようにできないマチ子さんに対して、経済的な圧力をかける今のブン太の状況を見ると、子どもが生まれた後も不安になりますよね。