理想の車は海外車
車好きの私たち夫婦。いつか7人乗りのアメリカ製の車に乗りたいと考えていました。海外のサファリや、砂漠地帯、ジャングルなどが似合うような車です。
しかし、海外製の車なので、車検やオイル交換などメンテナンス費が高く、排気量も多いので、燃費があまりよくありません。
そんな高級車に乗る余裕は今のところないため、夫と私は「今乗っている車に乗り続けて、いつかあの車を買えるように一生懸命働こう」と話していました。
いきなり車を買い替える気になった夫
そんなある日、私は憧れていた海外製の車の試乗キャンペーンがあることを知りました。「いつか乗ってみたいけれど、しばらくは難しい。試乗体験で短時間でも夢が叶うのなら……」と、私は夫にキャンペーンを紹介することに。
しかし、それがきっかけで、夫がその車への乗り換え計画を始動させてしまうことになったのです……。
新車では買えないと判断した夫は、中古車を検討。キャンペーンを紹介した翌日には、目星の中古車を見つけ出して、ローンのシミュレーションまで私に見せてきました。
いくら熱心に話をされても、現実的ではないと、私は適当にあしらっていました。
するとその翌日、夫の帰宅が遅いので心配して連絡すると、仕事帰りに買い取り専門店に寄って、なんとわが家の車を査定を依頼していると言うのです!
私の説得も聞く耳持たずの夫だったけれど…
幸いにも、わが家の名義が義母であったため、夫が買い取り契約を成立することはできませんでした。
私は慌てて義母に経緯を報告。夫が帰宅するまでの間に、夫の計画を一緒に阻止してもらえないかとお願いしました。
私の話を聞いた義母は、夫の勝手な行動に怒り心頭。日ごろから私たち夫婦が経済的に余裕がないことを知っていたので、後日夫を説教してくれることになりました。
夫が帰宅してから、ひとまず私が話をしましたが、夫は聞く耳を持ってくれません。
感情が抑えられなくなった私は、「今の経済状況でどんなに自分を犠牲にして、苦しい思いをしているか」「子どもにも満足に物を買い与えられず、悲しい」と涙ながらに訴えました。
そして翌日、義両親と義姉が駆けつけて、家族総出で夫の説得をすることに。
すると、私の涙の説得にもまったく動じなかった夫があっさりと折れたのです。
正直なところ「私の意見は聞いてくれないのに、自分の親や姉の意見なら聞くんだ」と少しモヤモヤしました。しかし、夫の勝手な計画を無事阻止することができたのでよかったです。
夫の自分勝手さには怒りを通り越して呆れてしまいましたが、そんな夫をかばうような義両親や義姉ではなくてよかったと思っています。今後も、夫の親族とは上手に付き合い、困ったときは助けてもらえるよう、信頼関係をより確かなものにしていきたいと考えています。
著者/まさの
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