はなさんとリカさんが話してるところに、声をかけたサラちゃん。つむぎちゃんにキーホルダーをもらい、そのお返しがしたいそう。しかし、家にお返しできるキーホルダーがありません。するとリカさんは、ふたつの人形が手を繋いでいるキーホルダーを眺め……そのキーホルダーを無理やり引っ張り、人形を真っ二つにしたのです。
驚きのあまり、声が出ないはなさんと子どもたち。「なになになに!? この人やっぱり頭が……」そんなことが頭によぎったはなさんは、リカさんを怒鳴ろうとしました。
するとリカさんは、「はい、これでふたり分」と子どもたちにキーホルダーを差し出し……。
子どもたちの沈んだ顔が一転…!?
「いいね、あんたたちは仲良くて。私なんて友だちいなかったから、ふたりがうらやましい」
つらい出来事が多かった自身の幼少期を思い、しんみりと話すリカさん。
「ひとつのものを分け合って、お互いに持ってるとか……憧れたなぁ」
そして、「どこにも売ってないネコちゃん! 仲良しの証ってのはどう!?」と、ふたつになったキーホルダーを合わせ、子どもたちに見せました。
すると、子どもたちは大喜び。目を輝かせ、キーホルダーを見つめます。
「ふたりとも大切に持っておくんだよ」
子どもたちに語りかけるリカさん。
リカさんを怒鳴ろうとしていたはなさんですが、「不器用だけど、なんだかんだで、ちゃんと想ってる? 子どもたちのこと……」とリカさんへの印象が変化するのでした。
「サラの幸せなんて考えたことなかった」ともらしたリカさんに驚いていたはなさんですが、今回の出来事で、リカさんは本人が考えている以上に、子どものことを想っていることがわかりました。
本当に子どものことを考えていなかったら、はなさんに子育てについて相談することもなかったのではないでしょうか。リカさんは自信を持って、わが子に愛情表現ができるといいのかもしれませんね。