私たち夫婦と子ども
もともと、結婚願望が強いわけでもなかった私。夫と結婚後も、結婚した年齢が遅かったこともあり「子どもができなくて、夫婦2人の生活だとしてもきっと楽しい。ペットを飼ってにぎやかな家庭にしよう」などと話していました。
正直なところ「子どもを育てるのは大変そう」というイメージを私も夫も抱いていました。お金も時間もかかるので、自分の時間を自由に使えない、自分のやりたいことを犠牲にしなければならなくなるのではないか、と思う部分もあったのです。
「絶対に子どもが欲しいというわけではないけれど、もし子どもを授かることがあれば、1つの経験として一緒に頑張ろうね」と話していました。
そんな私たちは、結婚してすぐに子どもを授かりました。そして、これまでの考え方が180度変わったのです。
娘の誕生で夫が激変!
1人目の娘が産まれたとき、自分の子どもがかわいくて仕方がありませんでした。そして、ひとりっ子ではさみしいだろうし「きょうだいがいたほうがいいかも」と思った私たちのもとに、2人目の娘が年子として産まれます。
絶対に子どもが欲しいわけではない、と話していた私たち夫婦。もちろん大変なこともありましたが、育児の喜怒哀楽を夫婦で共感し合えることがうれしくて、「今までの人生で経験したことがない幸せや喜びが子育てにはあるんだ」と知りました。
そして3人目の娘が産まれ、私たちは5人家族になりました。長女が幼稚園に行き始めたのをキッカケに、夫がさらに「娘溺愛パパ」へと変わったのです。
夫がママ友会に参加する理由
その理由は、夫が長女の幼稚園のママ友と頻繁に交流するようになったのがキッカケです。
幼稚園の送迎で顔を合わせればあいさつや会話をし、幼稚園が終わった時間に予定が合えば、長女と次女、そのお友だち、夫とお友だちのママというメンバーで公園に行きます。
幼稚園の遠足が雨で中止になったときは、日にちを合わせてそのメンバーで動物園に行っていました。ちょうどその日、私は都合が悪く一緒に行けなかったのですが、夫も子どもたちもとても楽しんできたようです。
あるとき、夫に「ママ友の会に参加するのはどうして?」と聞いたことがあります。すると夫は「家でも幼稚園でも見られない、お友だちと遊んでいる娘の姿を1分1秒見逃したくないから」と言っていました。
キッカケはママ友との交流でしたが、そのときに生まれた「娘の楽しんでいる姿を見逃したくない」という気持ちが夫を「娘溺愛パパ」に変身させたようです。
まだ小さい3人目の娘のお世話で、手が離せないことの多い私にとっても、夫が娘たちの面倒を見たりママ友たちとお出かけしたりしてくれるのは、とても助かっています。
結婚当時、夫がこんな素敵な父親になるなんて、思ってもみませんでした。大変なこともありますが、育児の楽しさや大変さを夫婦で共感できるのはとてもうれしく、育児を楽しめるのはこの夫とだからだな、と実感しています。まだ育児は続きますが、これからも夫と一緒に協力していきたいです。
著者/Sugar111 佐藤 幸代
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