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【体験談】出産後、おっぱいが出始めたら「副乳」が痛い!

出産後母乳の分泌が始まると、両脇にある「副乳」が痛み始めました。これは進化によって失われた3つめ以降の乳房の名残り。乳頭にあたるものはあってもここから母乳を出せるわけではないので、母乳の分泌に伴ってどんどん脇が腫れてきます。とても痛かったですが、冷やして落ち着かせるほかなく、気にならなくなるまで一週間ほどかかりました。

 

出産の翌々日、母乳の分泌が始まり「おっぱいが張る」感覚を体験しました。昨日までまったく経験したことのなかった感覚で、カチコチになった乳房にびっくり。「自分のおっぱいじゃないみたい」と思いました。その一方、ある部分が痛み始めました。私の体験をお伝えします。

 

「副乳」が痛い!

ある部分というのは「副乳」。脇の下あたりにあり、人類の進化によって失われた3つめ以降のおっぱいの名残りなのだそう。両脇にある人もいれば片方だけにある人もいて、脇の下ではなく本来のおっぱいの下にある場合もあるそうです。

 

私の場合、両脇にあったのですが、それまではほとんど存在を意識することはありませんでした。妊娠してから少し色が濃くなったような気がしましたが、まさか出産してからこれほど痛むことになるとは……。

 

母乳の分泌に伴って腫れる

乳頭の名残りにあたる、ほくろか吹き出物のような感じのものはありますが、そこから母乳を出せるわけではありません。

 

そのため、分泌が始まった母乳がどんどん脇に溜まって腫れ上がってきます。これが痛い!みるみるうちにゴルフボールほどのサイズになり、熱を持って火照ったような感じもします。できるなら手術して取ってしまいたい!と思いましたが、これはとにかく冷やして落ち着かせるしかないそうです。

 

落ち着くのには数日かかった

最初はあまりに痛くて脇を閉じることができず、ベッドに横になるときは両腕を広げて「T」の字のような格好をしていました。

 

時間が経つにつれて少しずつ痛みと腫れは引いていきましたが、退院後もときどき痛みを感じてガーゼで包んだ保冷剤を当てていました。完全に痛みを感じなくなるには、一週間程度かかったように記憶しています。

 

 

日本人女性の20人に1人は「副乳」があるそうで、ママタレントさんのブログなどでもときどき体験談を見かけます。つらい思いもしましたが、自分も哺乳動物の一員と実感する貴重な体験だったかもしれません。(TEXT:ママライター奥田美紀)

 

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