翌日、ポイントをもらうために再度スーパーへ連れて行けと迫る義母に、今日こそ病院へ行きたいとカズは言いました。そしてバスで行くことを提案。すると、カズのことを「鬼嫁だ」「ポイントも忘れる」「薬代のかかる嫁だ」とののしりました。さらには夫のことを不憫だとまで……。あまりの言われようにショックを受けたカズは、夫に相談しようとしたのですが―ー!?
夫がお金の話をするときは…
夫の帰宅後、カズは義母に言われたことを話してみました。夫なら自分の気持ちに共感してくれるかもしれないという淡い期待を抱いていたのです。しかし……。
「女同士うまくやってくれよ」
「病院に行ったあとスーパーに連れていってもよかっただろ?」
夫はカズの気持ちに共感するどころか、まるで義母の味方。カズは余計にモヤモヤしてしまいます。
そして夫はカズにパ―ト代がいくら入るのか聞いてきました。カズはイヤな予感がします。夫がお金の話をするときはたいていロクな話ではないからです。
「だいたい8万くらいかな」
カズが答えると、半分の4万を夫婦の口座に入れろと夫は言いました。今、夫が渡している生活費4万円をパート代から出してほしい、そして残りの4万は夫婦の口座に入れてほしいと言うのです。
夫の給料で生活していく練習をする話だったとカズは詰め寄りますが、夫は「通帳から現金が減らないようにしたい」「カズの給料も見えるところにいれておいてほしい」と、意味不明なことを言うばかり。
もしカズが妊娠して働けなくなったときには、また生活費を夫が払うという約束で渋々カズは了承します。
しかし、これは失敗だったのです……。
「俺の見えるところにパート代をおいておいてほしい」という夫の希望で、もともとの家計管理の計画を変更することになってしまったカズさん。貯金や家計管理の仕方は夫婦によってさまざまだと思いますが、将来子どもがほしいかどうか、働き方はどうするのか、介護はどうするのかなど、将来を見据えてしっかり話し合い、夫婦ともに納得する結論を出したいものですよね。