そんな話し合いの最中、住む家の問題が解決し気分が良くなったりなは、キキちゃんを置いて、ボーイズバーへ飲みに行ってしまいます。
“まひまひ”こと、まひとが働くお店で、久々の夜遊びを楽しむりな。一方さえは、りなが帰宅する深夜4時まで、キキちゃんのお世話をしていました。
ベロベロの状態で帰宅したりなに、キレるさえ。いつものようにさえに対する嫌みで言い返すりなですが、その声に起きてきた母のひと言で表情が一変。
「私の育て方が間違ってた。あんたまともじゃないよ」
母からの厳しい言葉にりなは……。
子どもの父親である元カレは…
「てめーがそう育てたんだろっ!」
母の言葉に激怒し、キキちゃんを置いて出て行くりな。
最悪な状況になり、さえに謝る母は、「さえにはいつも我慢させてたのはわかっていた。大人になっても頼りっぱなしで、さえの気持ちを後回しにしていた。りなをきちんと叱ってこなかったから、こんなことになった」と後悔の念を吐露します。
「母親失格だわ……」
その言葉に涙ぐむさえ。「キキのために、今後のことしっかり話し合おう」と、幼い子どもを守ることに必死になっていました。
一方、家を飛び出したりなは、たけひこの家に行こうと電話をかけていました。しかし、女性と一緒にいたたけひこ。
「浮気じゃん! サイテー! クズ! 信じられない!」
たけひこをののしるさえですが、たけひこは「俺ら別れてるだろ」と冷めた様子。
「別れてない! 浮気浮気浮気! 慰謝料払え!」
激昂するりなに反して、たけひこは「じゃあ、別れましょー」と軽いノリ。りなの荷物を捨てると言い出します。
「娘がかわいくないの!?」
りなに問い詰められたものの、「会ったこともないのに、かわいいも、かわいくないもねーよ」そう吐き捨て、「お前も納得した結果だろ。金渡してんだから」と言い、一方的に電話を切るたけひこ。
「まじでクソ男……」
りなは顔を歪ませ、怒りに震えるのでした。
自分の母に、「私は母親失格だわ」と言わせてしまったりな。落ち込む母を支えようとするさえですが、問題の原因であるりなは逃げ出してしまい、さらにたけひこにあっけなく裏切られてしまいます。
さえや母は、キキちゃんを守ろうと必死。男性に頼ってばかりのりなですが、キキちゃんのために現実を直視し、自立してほしいですね。