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いじめられるかも!?プールは好きだけど泳げない私が水泳部に入部して… #癇癪持ちの気持ち 17

【癇癪持ちの気持ち 第17話】幼いころに癇癪を頻発し、自分として生きる大変さや自分の内面に悩み続けたすみかさんが、幼少期の記憶をたどります。学校ではおとなしいすみかさんですが、転校後も癇癪は治っていませんでした。むしろ学校で自分を抑えている分、家で感情を爆発。お母さんには「学校では大人しいフリをしているんでしょ!ほんとは喋れるくせに」と心ない言葉を言われます。暴言を吐くと怒られるので、見つからないよう自分の学習机をペンなどで傷つけてストレスを発散させる日々を送っていました。

4年生になったすみかさんは、一緒に帰っているいーちゃんと同じクラスに。いーちゃんはすみかさんが唯一話せる相手です。楽しい学校生活になるかと思いきや、ヨッシーという子が入ってきて3人組に。3人で遊んでいるとき、2対1とすみかさんがひとりになることも多く、居心地の悪さを感じていました。あるとき、交換日記をやめたいと話したことで、ヨッシーから一緒に帰るのをやめたいと言われ、ひとりぼっちに……。ですが、部活に入ったことで環境が変わり始めます。

 

いじめられる…と思った水泳部

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

プールが好きなすみかさんは、4年生になってスイミングスクールに通い始めます。泳いでいるときは他の子と話す必要もないので、水泳はすみかさんに合っていたよう。そして、学校では水泳部に入りました。水泳部のプール解禁日、泳げる子が多くて驚いたすみかさん。コーチが教えてくれると分かり、安心しました。

 

泳げる子にいじめられるかな……と心配していましたが、そんなことはなく、みんなが話しかけてくれます。試合のときは水着をお揃いにしようと言ってくれたり、休み時間も遊びに誘ってくれたり、いろいろと気にしていたのは自分だけだったと気づきます。

 

水泳部のみんなと体育館に向かう途中、以前の担任の先生とすれ違いました。「先生のおかげで本が好きになり、そして今はひとりぼっちじゃないよ!」と心の中で思います。クラスの子と遊んでいる姿を先生に見せられて、うれしかったすみかさんでした。

 

水泳部に入って友だちができ、学校生活が充実してきたすみかさん。休み時間にひとりでいることを気にかけていた先生は、友だちと一緒にいるすみかさんを見て、うれしかったのではと思います。ひとりでいることも決して恥じることではありませんが、転校先の小学校で自分を変えたいと思っていたすみかさんにとって、入部はいいきっかけになったのではないでしょうか。

 

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    マンガ家・イラストレーターすみか

    自身の体験をもとにエッセイ漫画を描いている主婦です。

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