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「なんで支援級なわけ?」クラスメートのド直球な質問に、娘はまさかの対応を…!? #時短で再登校しています 5

『時短で再登校しています』第5話。マミヤさんの長女・2014年生まれの自閉症スペクトラムのしぇーちゃんが小学2年生のときのお話です。夏休みが明け、2学期が始まった途端、学校へ行くと体の調子が悪くなる日が続いたしぇーちゃん。ある日、しぇーちゃんが涙を流しながら「私、学校に行くのがつらいの」と正直な気持ちを伝えてくれたことをきっかけに、マミヤさん親子は不登校の道を選択することに。

ホームスクーリングに取り組みながら過ごすこと1週間、しぇーちゃんは「休んで元気になった気がする」と自分から再登校することを決意! 無理のない範囲で、時短で再登校してみることにしました。

この記事の監修者
監修者プロファイル

医師松井 潔 先生
小児科 | 神奈川県立こども医療センター 産婦人科

愛媛大学医学部卒業。神奈川県立こども医療センタージュニアレジデント、国立精神・神経センター小児神経科レジデント、神奈川県立こども医療センター周産期医療部・新生児科等、同総合診療科部長を経て現在、同産婦人科にて非常勤。小児科専門医、小児神経専門医、新生児専門医。
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4時間目まで登校すると決め、別室教室などを使いながら、自分のペースで時短登校を続けるしぇーちゃん。再登校ということもあり、なるべく無理をさせないようにしていたところ、授業中にプリントの問題を解く時間になると、「疲れたから」という理由で取り組まずに、家に持ち帰ることが続きました。

 

家ではプリントをスムーズに解けていること、さらに休み時間は元気に過ごせているということから、しぇーちゃんは「疲れたと言えば、やらなくていい」と思っているのでは?と感じたマミヤさん。

 

しぇーちゃんと「“疲れライン”の基準を大まかに決めておけたらいいね」と話し合い、
「運動会の練習をしていないなら、普通授業は基本的に頑張る」
「運動会の練習のあとなら、よく考えて本当にできない場合は先生に伝える」

と決めました。

 

そして、不登校の期間中に予約していた、児童精神科の受診の日がやってきました。

 

「何で支援級なわけ?」友だちからの質問に…

 #時短で再登校しています 5
 

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服薬に対して、マミヤさんとしては「もう少し様子を見てもいいのでは……」と思っていましたが、先生からは「環境を整えることも大事だが、将来、自分に合った環境下に必ずいられるとも限らないので、不安を少し和らげる薬を飲んでみてもいいのでは」と言われました。

 

家族で話し合った結果、今の環境でもうまくいかないときに、また改めて服薬について検討することに。

 

その後、運動会も無事に終了し、給食の代わりにお弁当を持参して登校するようになったしぇーちゃん。給食当番にも復帰し、徐々に長い時間、学校にいられるようになってきました。

 

周囲の子と少し違う環境で学校に通っているしぇーちゃんは、お友だちからも
「お弁当なのに給食のデザートは食べるの?」
「なんで支援級なの?」
「どうして4時間目で帰るの?」
など、子どもならではの直球な質問を受けることもあるそう。


しかし、しぇーちゃんは質問をそのまま受け取り、言葉の裏を考えることなく、淡々とお友だちに事実を伝えます。

 

こういうときに、返答に困らず自分の状況を的確に伝えられるのは、素晴らしいですよね。いつも親子で話し合っているからこそ、しぇーちゃんはしっかりと自分の状況を理解し、感情や意見を適切な言葉で表現できるのかもしれませんね。

 

小児科医・松井 潔 先生によると、自閉症スペクトラムのお子さんは繊細なため、学校の生活で疲れが出やすく、そのようなときはストレスの負荷を下げることが大切とのこと。

ストレスのかけ方は、「体調が良いときほど頑張らない」「体調が悪いときは少しだけ頑張る」のが良いそうです。

 

運動会などの特別な行事はストレス度が高いので、フルに普段の学校生活ができてから参加するほうが良いでしょう。

 

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

 

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    この記事の著者
    著者プロファイル

    マンガ家・イラストレーターマミヤ

    絵を描くのが大好きな1児の母。自閉症スペクトラムの娘・しぇーちゃん(2014年生まれ)と夫との3人家族。ブログやInstagramで、試行錯誤しながら楽しむ日常の様子を描いています。

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