ビジネスホテルに泊まり、ボーイズバーに通い詰めていたりな。お金が尽き、たけひこに連絡すると、養育費の前借りどころか、「養育費を4万円に引き下げる」と言われてしまいました。たけひこは、りながボーイズバーで散財していることや、“妊娠や出産はお金目当て”というような内容をSNSに書き込んでいたことを知ったそう。たけひこに見限られ、焦ったりなはやっと家に戻ってきたのです。
「私もうお金ないよ! お母さん助けて!」と母に泣きつくりな。「やっと帰ってきたかと思えば、キキのこと気にもかけないでお金の話」とさえは、心底りなを軽蔑していました。
母は、「生活を改めて真面目に子育てしなさい。それで、半年以内に仕事を見つけなさい。それができないのなら、キキはお母さんが引き取る」とりなに宣言。母の言葉に、りなの顔は青ざめて……。
悠々自適なシンママライフ…!?
「は? キキは私の娘なんだけど? 意味わかんない」
りなは、キキちゃんを引き取るという母の話に動揺。
「1週間も放っておいてよく言えるね」
冷めた表情のさえ。母は、真面目に仕事をするよう説得し、仕事に就くまでは、「朝から晩までしっかりキキの面倒を見るのよ」と告げます。
「朝から晩まで子育て……?」
絶望するりな。
「私、働かないといけないの……? 悠々自適なシンママライフはどうなっちゃうの……?」
働きながら子育てをするという現実を突きつけられ、「これからたくさん遊ぼうと思っていたのに……」と嘆きます。
「たけひこも、さえも、お母さんも……どうしてみんな邪魔をするの……!?」
りなの心にある“被害者意識”は、焦りとイラ立ちとともに、母とさえにぶつけられます。
「私の人生、こんなんじゃない!! 私は悪くない!」
たけひこに対し、「詐欺師! こんなふうになると思わなかった」と嘆くりなに、「あんた母親でしょ! お金のために産んだの!?」と問い詰める母。
りなは耳をふさぎ、「お母さんたちが面倒を見てよ!!」と叫びました。そして、「幼少期に邪険にされて育ったせいで、愛情不足になり、メンタルが安定しない」と訴えます。
りなは「自分は何も悪くない」と言わんばかりに、泣き叫ぶのでした。
仕事をしながら子育てをすることに絶望し、自暴自棄になるりな。子どもを産んだ親の多くが当たり前にしているようなことに、強烈な拒絶反応を見せました。しかし、たとえ養育費を十分にもらったとしても、“子育てをする”という事実は変わりませんよね。
りなの耳を疑うような発言を、キキちゃんがまだ理解できない年齢であることが不幸中の幸い。この親子がどのように生活していくかはわかりませんが、とにかくキキちゃんが幸せに暮らせることを願うばかりです。