インテリアデザイナーとしてバリバリ働く弓香は、自分好みのオシャレなインテリアに囲まれながらひとり暮らしを満喫しています。そんな弓香の部屋に、義姉の華音が息子を連れてやってきて……!?
仕事中に子連れでやってきた義姉
義姉の華音から急に連絡があり、驚いた弓香。近くまで来たついでに子どもと遊びに行くから、飲み物やお菓子を用意しておくようにと言われてしまいました。仕事中だからと返事をすると、どうせ在宅ワークで家にいるのだから構わないでしょうと聞いてくれません。
子どもが遊べるゲームやおもちゃもないし……とやんわり断っても、行ったことのない部屋自体が子どもにとっては物珍しいからと引き下がりません。さらに、独身の人は仕事も趣味も自由にできて、インテリアも好きなものを揃えられて羨ましいと言ってきます。
子どもがいるとオシャレに気を使えないと、華音は嘆きます。工夫次第で安全かつオシャレな部屋にできると弓香が提案すると、無知を責められているように感じたようで、華音はご機嫌ナナメにーー。そんなやりとりをしているうちに、華音親子が弓香の家に到着しました。
苦情が届くほどの暴れっぷり…
嵐のように去って行った義姉親子。
甥っ子は家中を走り回り、騒音で下の階から苦情を言われたほどでした。お気に入りの花瓶は割れ、友人から貰った置き物など色々なものが壊されています。それを華音に伝えても「子どもがしたことだから許してね~w」なんて笑っていました。弓香も大人なので、子どもがしたことに怒るつもりはありませんが、その後も義姉はカチンとくるような発言を連発。
とくに海外から輸入したシャンデリアについては、オシャレ気取りでいい年して恥ずかしいと散々な言いよう。そして、このシャンデリアにも何かを投げつけたのか一部が粉々になっていたのです。さらに華音は、「今後も息子を連れて遊びにくるから、もっと質素な部屋にするように」と上から目線で言ってきました。
翌日、弓香のもとに兄から連絡が入ります。そして、家での様子について「大丈夫だった?」と確認されました。その言葉の意味が分からず、弓香は詳しく事情を聞くことに。すると兄は、甥っ子は落ち着きがなく、テンションが上がると暴れて手がつけられなくなると話したのです。華音にももう少し厳しく子どもに接してほしいと言っているようですが、なかなか伝わらないようで……。
そこで、弓香は昨日の義姉親子の様子を兄に詳しく伝えました。花瓶や家具が壊され、下の階から苦情がくるほどの暴れっぷりだったと。もう勘弁してほしいと伝えたところ、兄は驚いた様子。なんと、華音は弓香から家に来るよう誘われたと話していたことが発覚。その場で誤解を解きました。
しかし、弓香の話はこれだけでは終わりません。義姉親子が滞在中、部屋に設置しているペット用の見守りカメラが起動しており、衝撃的な映像が偶然録画されていたのです。その映像を兄にも見てもらいたいと思い、仕事終わりに来るよう伝えました。
子どもがしたことなら仕方ない。でも…
後日、怒りを爆発させた華音から連絡が入りました。
「子どもがした事は怒らないんじゃなかったの!?」
「許すのは子どもがした事だけですよ」
「え…?」
兄に確認してもらった録画には、華音がシャンデリアにスリッパを投げつけて壊している様子がしっかりと記録されていました。どさくさに紛れて、子どもと同じように破壊活動をしていた証拠です。許すといったのは子どもがしたことだけなので、証拠がある以上、しっかり弁償してもらおうと、弓香は200万円の請求書を送っていたのでした。
悪いことなんてしていないと言い張る華音に対し、弓香に代わって怒ってくれたのは夫である兄でした。自分の分が悪くなったことを悟った華音は、弁償代をまけてくれるようお願いしてきましたが、弓香は断固拒否。ちゃんと華音自身が働いて返すように念を押しました。
その後、兄に連れられた華音は弓香に謝りますが、心から反省している様子は見受けられず……。しかし、すっかり肩身が狭くなったのか、親族の集まりがあっても参加しないか隅っこで大人しく過ごす華音の姿が見られるように。甥っ子は暴れることも減り、今は親戚も驚くほどのいい子になりました。
弓香のセンスに嫉妬したのかもしれませんが、自分も子どもと一緒になって家具を壊し、その責任を我が子になすりつけるなんて信じられない思考回路ですよね。壊した家具の代金は夫に頼らず、自身で働いて弁償してほしいですね。