小学校で開催されるバザーでは、各役員が出品する品を持ち寄ることになっていました。そこで、しろみちゃんママが高級な食器セットを出品すると、役員で小学2年生の娘をもつアカリさんが、バザーの開始前に食器セットを抱え込んだのです。
他の保護者から注意されても、アカリさんは「ウチが買うわ!」と言い張り、結局お客さんが来る前に食器セットを購入してしまいました。
その後、しろみちゃんママに目を付けて「しろみちゃんが着なくなったブランド服とかないの? もらってあげてもいいけど」と上から目線でたかるように。しろみちゃんママが「着られなくなった服は寄付しているので、お譲りできるものは一切ございません」ときっぱり断ると、しろみちゃんの家の周辺をうろつくようになったのです。
そんなある日、しろみちゃんの伯父さんの家の庭で、祖父母の古希を祝うパーティーを開くことになりました。しろみちゃんママがパーティー用の食材を買いに、近所のスーパーへ行くと……。
許せない!パーティーをぶち壊す親子
※おきなさい
しろみちゃんママが買い物していたスーパーはアカリさんの家から遠いので、偶然会うということに違和感を覚えます。
アカリさんはいきなりしろみちゃんママの持っていた買い物かごを物色し、「バーベキューでもなさるの? ウチもこんなお肉を食べてみたい!」と白々しく話しかけてくるのです。しろみちゃんママはイライラする気持ちを抑えて、「生ものを買っていて早く帰りたいので失礼します」と言ってその場を離れました。
その後、親戚一同で持ち寄った食べ物を並べていると、しろみちゃんママの足元にボールが転がってきます。すると女の子が、パーティー会場である庭に入ってきました。「人の家に勝手に入ったらだめよ!」と注意すると、「マミ! ご迷惑をかけちゃダメでしょ」とアカリさんが現れたのです。
突然のアカリさん親子の登場で、楽しかった会場の空気が凍りつきます。「近くで遊んでいたらたまたまボールが入っちゃって~」と言い訳をしながら、アカリさんとマミちゃんはテーブルの料理に手を伸ばそうするのです。「食べるのをお手伝いしてあげようか! 残してポイしちゃうでしょ? もったいないわよ!」と上から目線の持論を持ち出し、牛肉を食べ始めました。
「乱入してきて勝手に食べるなんて非常識です!」としろみちゃんママが注意すると、「ケチねぇ!」と言い返してきたのです。さらに、アカリさんは「野菜は高いんだから、こういうときにビタミンをとっておきなさい」と言い、おなかいっぱい食べさせようとするのです。親子の傍若無人な態度にしろみちゃんママは呆気に取られてしまいました。
ママ友の親戚の家に勝手に上がり込むだけでもかなり迷惑ですが、料理を食べだすなんて非常識にも非常識にもほどがあります。祖父母の古希を祝う楽しいパーティーをぶち壊したアカリさん親子は許せません。あまりにもアカリさん親子の暴走が続くときは、学校の先生などに相談したほうがいいかもしれませんね。
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