義母へのプレゼント選び
小さいころから毎年、母の日には必ずプレゼントを贈っていた私。結婚してからは、実母だけでなく義母にも贈るようになりました。
結婚1年目の母の日、私が義母に贈ったプレゼントはカーネーション。そのとき、義母にとても喜んでもらえたので、結婚2年目も私は義母にプレゼントを贈ることに。「今年は何がいいかな?」と張り切ってプレゼントを考えました。
なかなか決まりませんでしたが、悩んだ末に義母の大好きなクッキーと、義母に似合いそうだと思ったストールを贈ることに。私が選んだプレゼントを見た夫も「絶対喜んでくれるよ」と言ってくれました。
今年の母の日は義母を優先
そして迎えた母の日。私の実家は遠方にあるため、「今年の母の日は義母を優先させてもらうね」と母に電話で断りを入れると、母は「気にしなくていいのよ。嫁に行ったんだからそうしなさい」と言ってくれました。母には直接会って渡すことができない代わりに、郵便でプレゼントを送ることに。
こうして私は、隣県に住んでいる義母にプレゼントを渡すため、夫と子どもと一緒に義実家へ。義両親は私たちを温かく迎え入れてくれました。
夫は久しぶりの実家でくつろいでいましたが、私はいつ義母にプレゼントを渡そうかとソワソワして落ち着くことができませんでした。
義母にプレゼントを渡すと…
プレゼントを渡すタイミングを見計らっていた私は、義両親との会話が少し落ち着いたときに義母へプレゼントを渡しました。すると、「ありがとう!開けてみてもいいかしら?」と、すぐに袋を開けて中身を見てくれた義母。
「喜んでくれるかな?」とドキドキしながら、私は義母の反応を見ていました。しかし、中身を見た義母の反応は……なんだか微妙。
そして、義母は「このストールいらないわ。あなたにあげる」と、私にストールを返してきたのです!すかさず夫が「せっかくのプレゼントなんだからもらいなよ」とかばってくれましたが、私はとてもショックを受け、悲しい気持ちでいっぱいになりました。
まさか、一生懸命考えたプレゼントを返されるなんて思いもしなかった私。この出来事以外にも、義母の行動に違和感を覚えることが多かったため、私は義母との距離を置くことにしました。たとえ、どんなにいらない物をもらったとしても、自分のことを考えて選んでくれた相手に感謝することを、決して忘れてはいけないなと思います。
著者/花山 花子
作画/ちゃこ
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