返す約束の当日。待ち合わせ場所に現れた義母が着ていたのは、ななみさんのワンピース!義母は「やっぱり私に似合うわよね」なんて悪びれる様子もありません。まことさんも「仕方がないね」と話を終わらせてしまいます。
モヤモヤしたななみさんですが、ランチが来た頃には少し気持ちが落ち着いて来ました。ですが、ななみさんが頼んだランチを見て「私が頼んだランチより美味しそう。ななみちゃん交換して!」有無を言わさずに、勝手に交換して食べ始める義母。あまりの自分勝手さに、ななみさんは早く帰りたいと心の中で思っていると……。
この服このままいただくわ
お会計の前に「お財布忘れちゃったみたい」と言う義母ですが、ななみさんは義母のバッグからお財布が見えていた気がします。
「行きましょうか」義母が席を立つと、ワンピースに汚れが!
「これじゃあこのまま返すのは申し訳ないわね。この服このまま頂くわ。
ななみちゃんには私の着ていない服をあげるから」
「良かったじゃんななみ」と言うまことさん。
「いらないです。洗わなくていいので、その服もう返して貰えませんか?明日取りに伺います」
◇ ◇ ◇
借りていた服を汚したにも関わらず、自分の着ていない服をあげると言う義母。年代も体型も違う義母が着なくなった服をもらって嬉しい人は中々いないと思います。ななみさんのワンピースは友人から貰った大切なものなので他の物には変えられませんが、クリーニングに出すことや、新しい服を弁償するという提案もあったのはないでしょうか。