夫婦の考え方
現在の生活の中で、子どもを育てる余裕はないかなと考えている私は、今は「子どもが欲しい」とは思っていません。今後はどうなるかわからないものの、今は夫と2人で暮らすつもりでいます。
また、このことは結婚前に夫と何度も話していて、彼自身も「君が望まないなら子どもはいなくてもいいよ」と言ってくれました。
そして、結婚後も夫婦で話し合って子どもは産まない方向で決めていました。
夫の兄に子どもが産まれて
結婚してしばらく経ったころ、夫の兄に3人目の子どもが産まれました。
夫の兄は遠く離れた場所で暮らしていたため、私たちが直接子どもを見に行くことはありませんでした。しかし、あるとき夫に子どもの写真が送られてきたようで、夫と兄はしばらくの間メッセージのやりとりをしていました。
すると、生まれてきた子どもの写真や兄が赤ちゃんにデレデレな様子を見て触発されたのか、夫が突然「やっぱり……子どもが欲しい」と言い出したのです。
夫はもともと子ども好きで、彼は私の気持ちを尊重して「子どもはいなくていいよ」と言ってくれていました。そのため、夫の気持ちが変わってもおかしくはなかったのですが「子どもが欲しい、欲しくない」という考え方の違いは、夫婦にとってとても大きなこと。
もしかしたら離婚につながってしまうのでは、と私は非常に焦りました。
夫との話し合い
そんな中で、私は「なぜ子どもを欲しくないと思っているのか」を夫にしっかりと説明していないことに気がついたのです。
そこで、私は改めて夫婦で話し合いの場を設け、今後子どもについてどうしていくかを話し合うことに。すると、やはり夫は兄の子どもを見て、自分の子どもが欲しいなという気持ちになったとのこと。
私は夫の気持ちを理解した上で、自分の気持ちを伝えることにしました。「今、お互いにあまり稼げていないから、子どもを育てる中で生活が苦しくなる可能性があって、それが不安なの」と正直な思いを伝えました。
私の気持ちを聞いた夫は、最終的に理解を示してくれたようです。今のところは、子どもは産まないという方向で収まったのでした。
話し合いの場で「私自身、将来的にも子どもを産むかどうか悩んでいる部分がある」と伝えると、夫は「わかった。私の意思を尊重する」と言ってくれました。とはいえ、子ども好きの夫に自分の子どもを見せてあげたいという気持ちもあります。今は2人の生活を大切にしつつ、子どものことは前向きに、そして慎重に考えていきたいと思っています。
著者/百田
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