初産はいきみ3回目で出産した私
私が経験したすべての出産時、一番不安に感じていたことは、陣痛の痛みに関してでした。
しかし1人目の子である長女を出産した際は、分娩室に入っていきみ始めてから3回目で生まれたこともあり、想像していたよりも痛みを感じる時間は短く、意外と冷静だった私。
2、3人目の出産時の陣痛時間もあまり長くはなかったので、4人目も自分はスムーズでラクな出産ができると思い込んでいたのです。
4人とも同じ産院でお世話になっているのですが、先生からは「陣痛がきてから生まれるのが早いから、陣痛が起きたらすぐ産院に来てね」と、言われていました。
思い描いていたのとは違う!?
4人目の出産前、陣痛がきたので入院したのですが、そこからの進みが悪く……。陣痛促進剤を飲んでもあまり子宮口が開かなくて、部屋でひとり焦っていました。分娩室へ移動してもなかなか生まれず、気持ちは焦るばかりでしたが、その後なんとか生まれてきてくれました。
進みが遅かった理由は、なんと、へその緒が赤ちゃんの首に巻き付いていたからだったそうです。話を聞いたときは驚きましたが、赤ちゃんの呼吸は問題なく、元気に生まれてきてくれたので安堵しました。
今回の出産も結果だけ見たらスムーズなお産だったのかもしれませんが、首にへその緒が巻き付いていたと聞いてとても驚き、肝を冷やしました。改めて、子どもが生まれてきてくれることはとても尊く、奇跡なのだと感じる出来事でした。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
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監修/助産師 松田玲子
イラスト/森田家
著者:高山ななみ
9歳、7歳、4歳、2歳の4人の子どたちと夫との6人暮らし。医療系の資格を保有。医療の知識や子育ての経験をもとに、ライターとして活動中。